世帯年収1000万円は裕福なイメージがありますが、中には貯蓄がたまらないという方もいます。
なぜ生活していくには十分な収入を得ているはずなのに、高所得貧乏になってしまうのでしょうか。
「今年こそちゃんと貯めたい」という方に向けて、本記事では世帯年収1000万円の割合と「高所得貧乏」に陥る理由を3選を紹介します。
世帯年収1000万円の割合とは
厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」によると、日本の所得の分布状況は以下のとおりです。
厚生労働省のデータで見てみると、平均所得は564万3000円で、中央値は440万円です。
1000万円以上の割合を見ると10.5%となっており、この数字を見ても1000万円以上を超える難しさがわかるでしょう。
以上の点だけを見ると、世帯年収1000万円はゆとりのある生活ができるようなイメージを抱きます。
しかし、世帯年収1000万円を超えていても、貯蓄ができないケースはゼロではありません。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。