【業種別株価動向】空運業株、金属製品株、電気機器株の上昇率が高い相場展開

米企業決算期に入り様子見姿勢が強まるか

株式市場では業種別(セクター別)株価指数動向を見ていくと、株式市場動向をさらに深く理解することができる。ここでは東証33業種に関して1週間(2017年7月7日から7月13日)の株価動向を振り返る。

業種別振り返り-個別物色の動きとなった1週間

今週は、空運業株、金属製品株、電気機器株など26業種が上昇した。

一部証券会社が目標株価を引き上げた日本航空(9201)が上昇。また、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続伸したことを背景に、東京株式市場でも半導体関連株に強含むものが目立ち、金属製品株であるSUMCO(3436)や、電気機器株の東京エレクトロン(8035)も買われた。

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一方、銀行業株、石油・石炭製品株など7業種が下落。

米金融銘柄が決算発表を控える中、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)などの銀行業株は下落。

また、7月12日に公募増資で発行する新株発行価格が1株2,600円に決定したと発表され、前日終値の2,766円から6%のディスカウントとなったことを嫌気された出光興産(5019)は年初来安値を更新した。

今後のマーケット見通しの注目点

今週は、これまでのリターン・リバーサルの動きから一転、個別物色の相場展開となった。米国株式市場では、14日から2017年1-6月期の決算発表が相次ぐこともあり、様子見姿勢が強まりそうだ。

また、13日の東京株式市場の売買代金は1兆9,815億円と、2営業日連続での2兆円割れとなっており、早くも夏枯れ相場の様相を呈してきていることにも注意したい。

出所:SPEEDAおよび東証で取得したデータをもとに筆者作成

岡野 辰太郎

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岡野 辰太郎

1976年生。大学在学中、マイクロソフトのインターンシップへ参加。
横浜国立大学大学院卒業後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の投資ストラテジストとして、リサーチ業務に従事。
同社退社後、Webサービスの開発・運営を行う株式会社アーブを設立。モノづくりのクラウドファンディング「SpotLight(スポットライト)」を運営中。