厚生年金「月平均14万円」でも注意したいこと。天引きされる社会保険料や税金の確認を
年金にも手取りと額面がある
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コロナ危機や物価高で家計が苦しい家庭も少なくありません。
特に年金で生活する高齢者には厳しい状況が続きます。
厚生年金の平均的な受給額は月約14万円です。
しかし、給与同様に年金にも額面と手取りがあり、額面からは社会保険料や税金が差し引かれます。
本記事では年金から天引きされる社会保険料や税金について解説します。
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1. 公的年金(厚生年金と国民年金)の仕組み
まずは年金の種類を確認しましょう。日本の年金には国民年金と厚生年金があります。
1.1 公的年金(厚生年金と国民年金)の仕組み
- 1階部分「国民年金」:日本に住む20~60歳未満の人が原則加入するのが「国民年金(老齢基礎年金)」です。
- 2階部分「厚生年金」:国民年金に上乗せして、主に会社員や公務員などが加入します。収入に応じて納めた保険料や加入期間によって年金額が決まります。
上記に加えて、3階部分には自分で備える確定拠出年金や個人年金保険といった「私的年金」もあります。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。