2005~2021年「富裕層」世帯数・資産の推移を確認
同調査より、2005~2021年の富裕層の世帯数と資産の推移を確認しましょう。
富裕層の世帯数をみると、2005年は81万3000世帯でしたが、2015年には114万4000世帯と100万世帯を超え、2021年に139万5000世帯へと増加しています。
超富裕層に関しても、2005年の5万2000世帯から2021年の9万世帯へと増加しています。
2019年から2021年にかけて、富裕層と超富裕層をあわせた純金融資産保有額の合計額は333兆円から364兆円へ9.3%増えています。
2013年以降、富裕層と超富裕層の資産・世帯数ともに増加していますが、野村総合研究所によれば、その理由として株式などの資産価格上昇により保有資産額が増大したこと、また金融資産を運用(投資)している準富裕層の一部が富裕層へ、富裕層の一部が超富裕層へ移行したことが考えられるとしています。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。