60歳代後半の就業率は約50%

総務省の「労働力調査」によると、60歳代以降の就業率は年々高くなり、2022年度は60歳代後半の就業率は50.8%(男性は61.0%、女性は41.3%)と過半数を超える状況です。

また、70歳代前半でも、約3分の1の人が就労しています。

出所:総務省「労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)平均結果」を参考に筆者作成

60歳代後半の年収は約338万円(月額約28万円)

国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、2021年度の平均給与(1年間勤務した給与所得者)は60歳代後半で338万2000円(男性は423万4000円、女性は216万3000円)です。

全年齢平均より低くなりますが、教育費や住宅ローンなどの負担がなければ十分生活できる給与水準です。

出所:国税庁「民間給与実態統計調査結果」を参考に筆者作成