既婚者のほうが「自身の能力向上のため」に副業をしている?
株式会社フォーイットの行った「未婚・既婚別」での副業調査では、未婚者は「生活費のため」「貯蓄のため」といった、お金のために副業をしている人が多い傾向にありました。
一方で既婚者では「スキルアップのため」「視野を広げるため」といった、自身の能力向上のために副業をしている人が多い結果となっています。
厚生労働省の発表した「令和3年の日本の平均初婚年齢」では、夫は31.0歳、妻は29.5歳となっています。
国税庁の発表した「民間給与実態統計調査」では、ちょうど上記の初婚年齢である25歳〜29歳以降あたりから平均給与が上がり始めています。
ちょうど結婚するタイミングで、転職や昇進でキャリアアップについて考え、そのスキルアップとして副業を始める人もいるのかもしれません。
また、未婚者・既婚者どちらにおいても、最も割合が多いのは「生活費のため」となっており、結婚の有無に関係なく、副業を行うことで生活費の足しにしている現状があります。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)