【年金月額】額面15万円なのに「厚生年金の振込額が予想外!」驚くシニアがいる理由とは
老後に向けたマネープランは、制度を正しく理解することから
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日本の公的年金制度を理解している人はどのくらいいるでしょうか。おそらくなんとなくという方が大半でしょう。
公的年金は老後生活の柱となる貴重な収入源です。
今回はいまのシニア世代がどのくらいの厚生年金をもらっているのか、そして実は老後の公的年金にも天引きされるものがあることをお伝えしていきたいと思います。
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1. 日本の公的年金制度をおさらい
日本の公的年金制度は国民年金と厚生年金の「二階建て構造」となっています。会社員や公務員などが国民年金に上乗せして加入するのが厚生年金です。
執筆者
筑紫女学園短期大学卒業後に株式会社三井住友銀行に入行。リテール営業に従事し、卓越した成績を残す。24歳で2年間銀行を休職し青年海外協力隊員としてフィリピンでボランティアをするなど異色の経歴を持つ。受賞歴多数。現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。老後資金の準備や相続の相談などを得意とし自身の投資歴20年以上。一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。