ハロウィーンは若者文化? 40代以上の世代には戸惑いも

9月に入った途端、スーパーやコンビニなどの店頭にハロウィーンの商品が並び始め「まだ暑いのに」と驚いた方も多いのではないでしょうか。これから秋らしさを増すにつれ街中も本格的にハロウィーン一色になっていくのでしょう。

とはいえ「昔は誰もハロウィーンなんて言わなかったよね?」と、毎年この季節になると首をかしげている人がいるかもしれません。日本では、1997年に東京ディズニーランドでハロウィーンイベントが行われたことをきっかけに認知度が高まっていったようです。ここ20年ほどの話なのですね。

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ハロウィーン、知ってはいるけど興味はない?

最近では地域ぐるみのイベントも増えているようです。「仮装して行けば無料でお菓子を集めるスタンプラリーに参加できるイベントがあった」という人のほか、「近所の英会話教室から『子供がお菓子をもらいに回るのでご協力お願いします』というチラシが家のポストに入っていた」という人もいます。

店頭の商品や街中の飾りつけに加え、こうしたイベントが広がったことでハロウィーンを「仮装をする日」「お菓子をあげる(もらう)日」というように認識している人は多そうです。また、この時期ならではの限定パッケージのお菓子を買ったり、ホームパーティを開くなどイベントとしてハロウィーンを積極的に楽しんでいる人がいる一方で、40代以降の世代を中心に「興味がない」「何もしない」という声も聞こえてきます。

2児の母だという女性は「私自身は全く興味がありませんが、子供が幼稚園や学校でそういうイベントがあると覚えてきたら何かしなきゃいけなくなりそうで」と苦笑い。妻が米国からの帰国子女だという男性も「妻も特別興味がないようです。小学生の子供もいますが家では何もしませんね」といいます。中には「意味もわからず大人が仮装したり、大騒ぎをするのは…」という辛口の意見もありました。

アンケートの調査結果からハロウィーンを見てみると?

実際に、世代によってハロウィーンについての考え方や行動は異なるようです。マクロミルが9月19日に発表したハロウィーンに関する調査結果(全国15~69歳の男女2,000人が対象)を見てみましょう。

ハロウィーンを楽しんでいるのは若者中心! 40代以降には戸惑いが?

この調査では、まずハロウィーンそのものが楽しみかどうかについて質問。その結果、60代がわずか7.6%にとどまったのに対し、10代はその約6倍にあたる44.3%となり、年代が若くなるほど楽しみにしている人が多いことがわかりました。

ハロウィーンが楽しみかどうか n=2,000 (マクロミル調べ)

一方、日本におけるハロウィーンの盛り上がりに対して賛成か反対かについてもたずねたところ、10~30代では賛成派が多数であるのに対して、40~60代では反対派が賛成派を上回る結果となっています。反対と言っても「やるな」ということではないのでしょうが、若い頃ハロウィーンになじみのなかった世代の戸惑いが透けて見えるようです。

ハロウィーンの盛り上がりに賛成か反対か n=2,000 (マクロミル調べ)

楽しむ人でも仮装は少数派! ちょっとだけ気分を味わうのが主流?

最近では街中で仮装をする人も随分見かけるようになりました。しかし、この調査で今年のハロウィーンで仮装をしたいかどうかという問いに対し「仮装をしたい」と回答した人は全体の10.3%。10代でも21.4%にとどまっています。実際に仮装をする人はまだ少数派のようですね。

【全体】仮装をしたいか n=2,000 (マクロミル調べ)

 

【年代別】仮装をしたいか n=2,000 (マクロミル調べ)

一方、「ハロウィーン関連の商品を買いたい」と思っている人については全体で34.1%いることがわかりました。購入意向がある人に何を買うのかたずねると、最も多かった回答は「限定のスイーツ、お菓子」で男性72.5%、女性83.1%。2番目は男性が「外食メニュー」で29.0%、女性が「飾り付けグッズ」で30.5%となっています。

ハロウィーンを派手に楽しむというよりは、ちょっとしたものでハロウィーン気分を楽しもうということなのでしょうか。

お金はかけない? ハロウィーンの平均予算は秋冬イベント中最低

ハロウィーンだけでなく、クリスマスやお正月、さらにはバレンタインデーなど、秋冬にはイベントが目白押しです。この調査ではそれぞれのイベントに最大でいくらお金をかけてもいいと思うかについてもたずねています。その結果、ハロウィーンの平均予算は3,691円となり、秋冬のイベントの中で最も少ないという結果になりました。

秋冬イベントにかける平均予算(自由回答) (マクロミル調べ)

ちなみに最もお金をかけるのはお正月(平均20,385円)、次いでクリスマス(平均12,461円)。こうしたイベントにお金をかける分、ハロウィーンへの投下予算は少ないのかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか? 年代によってハロウィーンに対する見方や楽しみ方は大きく異なるようです。もしかすると、かつてクリスマスやバレンタインデーなどもそうだったのではないでしょうか。ハロウィーンもまた日本独自の進化を遂げていくのかもしれませんね。


出所:「2017年ハロウィンに関する調査(マクロミル調べ)」

投信1編集部

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投信1編集部

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