3. お金が逃げていく人の特徴3「目先のことしか考えていない」

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最後にご紹介する「お金が逃げていく人」に共通する特徴は、「目先のことしか考えていない」という傾向です。

「今楽しいか」「すぐにリターンが出せるか」といった、目の前の利益だけにフォーカスして行動する人がこのタイプに当てはまると言えるでしょう。

たとえば、購入した投資商品の値上がりや値下がりに一喜一憂する人。一時的な価格下落に焦ってすぐに売却し、結果的に損をしてしまうことになる人も少なくありません。

その一方で、お金に対する洞察力を持ち、しっかりと資産を守りながら育てている人たちは、長期的な損得を見越して行動している印象があります。

特に、運用商品には価格変動がつきものですから、資産規模の大小に関わらず、長期的な視点での「投資戦略」が求められてくるのです。

4. まとめにかえて

今回は、「お金が逃げていく人」に共通する3つの特徴についてお話しました。この3つの特徴の根底にあるのは「お金に対する興味の薄さ」と言えるかもしれませんね。

もちろん、世の中お金だけが全てではありません。しかし、お金と上手に付き合うことで、貯蓄へのモチベーションが高まり、さらにはお金をうまく活用する方法について多くの知識を得る機会も増えることは確かです。

来年から変更されるNISA制度の改正もその一例です。まずは日々の収支を見直し、「お金が逃げていかない」マインドを身につけることが大切だといえそうです。

参考資料

山本 大樹