梅雨が明ければ、いよいよ夏本番。夏のガーデニングの楽しみ方はさまざまですが、なかでも複数の植物を一鉢に植える「寄せ植え」がオススメです。

そこで今回は、夏っぽいオシャレ色で決める寄せ植えの組み合わせ例をご紹介。

あわせて夏の寄せ植えのポイントや花の選び方を解説していきます。

夏の寄せ植え【3つのポイント】

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【ポイント1】 寄せ植えの草花選びのコツをおさえる

好きな花だけを植える寄せ植えもステキですが、次の3つのステップで選び方のコツをおさえて選ぶと、よりセンスのよい寄せ植えに仕上げることができます。

  • STEP 1 置き場所に合うカラーや寄せ植えのテーマを考える。
  • STEP 2 メインの花を選ぶ。夏の寄せ植えは耐暑性が強い花がオススメ。
  • STEP 3  周囲の花を選ぶ。メインの花と異なる咲き方、または草丈や花色が違う植物を組み合わせるのがオススメ。

寄せ植えに植える植物は、生育環境が同じものを選ぶのもポイント。例えば「直射日光が好きな花×日陰が好きな花」を合わせるのはNGであり、「乾燥に強い花×多湿を好む花」も水やりの管理が難しくなるためオススメできません。

まずはメインの花を選び、周囲の植物はメインの生育環境に合わせるよう組み合わせていきましょう。

【ポイント2】植え付けは梅雨明け前がベスト

夏の寄せ植えは、本格的に暑くなる前に植え付けておくのがベスト。できれば梅雨明け前に植え付け、しっかりと根を張らせることで水を吸いあげやすい状態をつくることができます。

ただし強い雨にあたると株が倒れたり、多湿状態が続くと根腐れを起こす恐れも。梅雨明けまでは軒下などの雨があたりにくい場所で管理しましょう。

【ポイント3】水やりと通気性のキープをチェック

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梅雨明け前の水やりは土の表面が乾いてから、本格的に暑くなってからは朝と夕方の2回おこなうのが基本です。夏の昼間に水をやると鉢内で蒸れることがあり、根が弱る恐れがあるため注意しましょう。

また、寄せ植えは複数の植物を一鉢に植え込むため通気性が悪くなりがち。できるだけ涼しい場所に飾り、風通しをよくするためにも花ガラや傷んだ葉は小まめに摘み取るようにしましょう。

オシャレ色で魅せる!夏の寄せ植え〈3つの組み合わせ〉

〈組み合わせ1〉ペチュニア×バーベナ×カリブラコア

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夏の花の定番花、ペチュニアをメインにした寄せ植えです。

ペチュニアは大輪の花を垂れるように咲かせるエレガントな花。そこに添えたのは、ペチュニアと近縁種でカワイイ小花を咲かせるカリブラコアと、立ち上げるように花を咲かせるバーベナです。

ペチュニアとカリブラコアは花色が多く、反対色を合わせたり、同系色に揃えたり、置き場所に合わせて組み合わせることができます。そこに咲き方が違う白のバーベナをプラスすることで、オシャレ度がアップ。鉢植えはもちろん、ハンギングバスケットで楽しむのもオススメです。