生命保険の加入時に「不快な思い」体験談

岩手県に住む30代の方は、死亡保険の検討時に不快な思いをしたそうです。

「保険金の受取先を親にしているのですが、死亡保険の受取金額を増やそうと思っていたところ当時の担当者に笑われたんです。

亡くなった後のことはそこまで考えなくてもいい、亡くなったお子さんからお金をもらっても親御さんもそこまで嬉しくないでしょう、という感じでした。

確かにその通りかもしれませんが、こちらは色々考えて相談しているのに不快な気持ちになりました」

他にも、医療保険の検討時に「保険料だけ考えても良い保険は見つかりませんよ」と否定されたり、がん保険の検討時に「家族や親族にがんに罹った人はいるか」としつこく聞かれたり、不快な思いをしたという声も寄せられました。

保険の加入時には、お金や家族関係、健康状態などセンシティブな会話をする必要があります。

その上、保険の知識は募集人の方が豊富であるため、言葉や態度に不快感を覚えてしまうこともあるようです。

保険検討時の詳細はわかりませんが、募集人に悪気がなかったとしても、こうした背景により不快に感じてしまう可能性はあるでしょう。

保険で助けられた人も

保険は不要だという考え方もありますが、一方で「保険に加入してよかった」というエピソードもあります。

体験談をご紹介します。

静岡県に住む40代の女性は医療保険に加入しているそうです。

「20代の頃から扁桃炎に悩んでいました。熱が出ると扁桃腺が腫れて喉の痛みで食べ物が食べれない状態になり、更に高熱が出て数日苦しむことが年に数回あったのです。

30代になり、意を決して扁桃腺を除去するオペをしました。治療費は10万円もかからず、医療保険から15万円給付金が出たので、5万円が手元に残りました。

オペで苦しい思いから脱し、更に給付金が出たので保険に入っていて良かったと実感しました」

※あくまでも体験談であり、実際に給付金の対象になるかどうかは個別の保険により異なります。

「医療保険に加入していてよかった」と感じるのは、実際に給付金を受け取った方に多いです。

そもそも保険は相互扶助の精神で成り立っているため、全員で少しずつお金を出し合い、リスクに直面した人が保険金や給付金を受け取れます。

かけてきた保険料とのバランスや、そもそも健康で給付金をもらわない場合などを考えると、「保険に加入してよかった」「保険に入って損をした」と意見が分かれるのもうなずけます。

ただし、「公的制度があるので民間の保険は不要」という意見には、誤解が含まれている場合もあるので注意が必要です。