貯金額が0の「高所得貧乏」の特徴3選

aomas/shutterstock.com

「高所得貧乏」に陥る人々の特徴を3つ紹介します。

「高所得貧乏」の特徴1:家計に無頓着

年収1000万円というとお金に余裕があるというイメージを持つかもしれませんが、年収が増えれば税率や負担する社会保険料が高くなります。

所得税は、所得が増えると税率も上がる累進課税となっており、住民税を合わせると最高で約55%になってしまうこともあります。

また、病気になったときの高額療養費の負担が増えたり、国からの奨学金である就学支援金などが受けられなかったりします。

そのような点を考えると、年収1000万円以上の実情は、それほど余裕がないといえます。

しかし、そのような点をあまり気にせず、欲しいものを欲しいだけ買う生活をして、日常の生活レベルを上げてしまうと、手元に残るお金は無くなってしまいます。

「高所得貧乏」の特徴2:高級車、高級な家で大きな借金を抱えている

年収1000万円以上であれば、ローンが組みやすいという特徴があります。

高級車や高級な家など、貯金額が少なくてもローンで買えてしまいます。

結果的に毎月、金利を含めたローンの返済金が固定費となり、ますます貯金できない…という状況を作ってしまいます。

「高所得貧乏」の特徴3:お金の管理は夫婦別

夫婦がともに正社員で、世帯年収が1000万円以上というのは結構多いです。

その際、夫婦それぞれが自分のお金を管理しているケースが見られます。

そうなると「自分が稼いだお金だから、どう使おうと自由」という気持ちが強くなるものです。

夫婦ともに自由気ままにお金を使うようになると節約意識が低くなり、家計の収支も見えにくい状況となります。

年収1000万円以上は高所得者です。

もし、普段の生活費を抑え、計画的に貯金を増やして、多くのお金を投資などの資産運用に回せるなら、純金融資産保有額5000万円〜1億円未満の準富裕層世帯になれるかもしれません。

次は、準富裕層について紹介します。