全国軽自動車協会連合会「2023年6月軽四輪車通称名別新車販売確報」では三菱の「デリカミニ/eK」が11位でした。

2023年5月25日に発売された三菱自動車の新型「デリカミニ」は、軽ハイトールワゴンのeKスペースをベースに、SUVとミニバンを融合したデリカD:5のテイストを盛り込んだ新型車です。

同じようにSUVテイストの軽ハイトールワゴンには、スズキのスペーシアギアがあります。

そこで激戦区であるジャンルに後発として乗り込んだ三菱デリカミニと、先輩格であるスペーシアギアをみてみましょう。

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三菱自動車「新型デリカミニ」の概要

出所:三菱公式メディアサイト

新型デリカミニは「頼れるアクティブな軽スーパーハイトワゴン」をコンセプトとして、広々とした室内スペースとSUVの力強い走りを融合させた軽スーパーハイトワゴンです。

SUVならではのスタイリングと、機能的なインテリア、後部座席でも快適な室内空間を備え、運転支援機能「マイパイロット」や「三菱 e-Assist」など、オンロードもオフロードも安心で快適な走行性能で日常からアウトドアまで家族や仲間と楽しく過ごせる車となっています。

三菱自動車「新型デリカミニ」のエクステリア

デリカミニはeKスペース、スペーシアギア、その名称の通りスペーシアの派生車種となっています。プラットフォームはeKシリーズと共通のCMF-Aであり、エンジンもeKクロス スペースと同じくBR06型が搭載されています。したがってボディサイズや室内スペースと使い勝手も、スーパーワゴンのeKスペースと同等であることが人気の一つと言えるでしょう。

ベース車種とのエクステリアの違いは主にフロントグリルであり、その他細かな意匠が異なります。

両車ともにSUVをテイストに盛り込んでおり、アウトドアを意識したアクティブなイメージになっていますが、それぞれに個性の違いが見受けられます。

まずは新型デリカミニからみてみましょう。

出所:三菱公式メディアサイト

新型デリカミニのエクステリアは、「DAILY ADVENTURE(日常に冒険を)」をデザインテーマとした内外観で、デリカの名に相応しいタフでギア感のあるSUVスタイリングとなっています。

フロントデザインは力強さを表現する「ダイナミックシールド」に、特徴的な半円形のLEDポジションランプを内蔵したヘッドライトを組み合わた親しみやすい表情となっています。

フロントバンパーとテールゲートガーニッシュには立体的な「DELICA」ロゴ、前後バンパー下部にスキッドプレート形状を採用し、ブラックのホイールアーチとダークシルバー塗装の15インチ大径アルミホイールとタイヤがSUVらしい力強さを表現しています。

スズキスペーシアギアのエクステリア

出所:スズキ公式メディアサイト

スペーシアギアのエクステリアは、丸型のヘッドランプを採用した専用フロントグリル、専用フロント・リヤバンパー、サイドドアガーニッシュ、ヘッドランプガーニッシュ、ルーフ色などをガンメタリック色に統一した専用装備や、ルーフレールを標準装備して、SUVらしい街にもフィールドにも映える デザインとしています。