【女性の厚生年金】ひとりの老後「月額15万円超」は10%未満に
厚生年金保険料はみんないくらか
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プロ野球のオールスターも終わり、いよいよ後半戦がスタートしましたね。
プロ野球だけでなく、今年の後半もスタートしていると考えると、時間の流れを早く感じるものです。年金をもらうようになれば、職場での変化もなくなりさらに、時間の流れをより早く感じるようになるかもしれません。
年金をもらえるようになるまでの時間はまだまだと感じてしまう筆者ですが、「家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要」を調べてみたところ、65歳以上・無職単身世帯のひと月あたりの消費支出は「14万3139円」とのこと。
この金額で生活ができるかは別として、本日は「この平均支出額を厚生年金で超えられる女性がどのくらいいるのか」を確認したいと思います。
1. 年金は「国民年金・厚生年金」の2階建て
年金の受給額を確認する前に、まずは「国民年金」および「厚生年金」の仕組みについて確認しておきましょう。
日本の公的年金制度は「国民年金」と「厚生年金」の二種類で構成されており、「2階建て構造」などと言われています。
1階部分にあたる「国民年金」には、日本に住む20~60歳未満のすべての方が加入します。一方、2階部分にあたる「厚生年金」には、会社員や公務員などが上乗せとして加入します。
国民年金の保険料は一律なのに対し、厚生年金の保険料は報酬によって算出されます。上限はあるものの、年収が高ければ高いほど納める年金保険料も高くなる仕組みです。
そのため、現役時代の年収が高く、加入期間が長い方ほど将来受け取れる年金の受給額が増えることになります。
執筆者
兵庫県芦屋市出身。同志社香里高校・同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位 2019年3位 2020年1位 2021年2位と安定して好成績をおさめた。また周囲への育成にも力を入れており、2014年以降8年連続で途中2度の転勤もありながら、所属支店の成績を31店舗中1位にしてきた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年5月29日更新)