【日経平均株価】6日続落の後、自律反発に向かうか

【株式テクニカル分析】2017年11月18日

高値圏の警戒感から乱高下の一週間

2017年11月17日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日より45円68銭高の22,396円80銭となりました。16日に米ダウ工業株30種平均が3日ぶりに反発するなど米株式市場が上昇したことを受けて海外の投資家が買いを入れました。上げ幅は一時、400円を超え、ザラバでは1週間ぶりに2万2,700円台に乗せました。ただし、その後は、利益確定売りが出たり、外国為替市場で円高に進んだりしたことから伸び悩みました。

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日経平均は週間で見ると284円62銭の下げで、10週ぶりに反落しました。今週は乱高下の一週間でした。週初の13日は先週から引き続いて4日続落となりました。そのまま15日まで下落は続き、6日続落となりました。この間の下げ幅は900円強にも達しました。

ところが、木曜日16日には7営業日ぶりに反発し、週初からの下落幅の3分の1以上の戻りとなりました。17日には窓をあけて高く寄りつき、一時は先週末10日の高値(22,724円)を上回る局面もありました。上下にかなり振られる展開でした。

来週以降の動きはどうなるでしょうか。今週の日本株下落の要因の一つに、上場企業の4~9月期決算発表が一巡し、当面の買い材料が出尽くしたことで、利益確定売りが出ています。このまま年末までずるずると手じまいの動きになると、日本株はさらに売られることになります。

ただし、今週の下落は、ここ10週にわたって急上昇してきたことに対する警戒感によるもので、今後の自律反発も期待できます。

懸念されるのが、米国など海外の株式相場および、外国為替市場の影響を受けやすくなっていることです。17日の米株式相場は前日に187ドル以上上げた反動で反落し100ドル安となりました。17日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に反発し1ドル=111円95銭~112円05銭で取引を終えています。1か月ぶりの円高水準になっており、週明けの日本株の動向にも注意が必要です。

25日移動平均線で下支えされて値を戻す

今週の動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。10月2日から1か月間にわたり、5日移動平均線に下値をサポートされ、上昇を続けてきましたが、11月10日にはローソク足の実体が5日移動平均線を割り込みました。

週初13日からは逆に5日移動平均線が上値抵抗線となり続落します。しかし、25日移動平均線で下値をサポートされると16日には大きな陽線となりました。17日には5日移動平均線を上回る高値で寄り付きます。その後陰線となりましたが、終値は5日移動平均線を割り込みませんでした。

中長期的には目線は上で、押し目買いを狙いたい

今後の動きはどうなるでしょうか。結論から言えば、目線は上に持っていいと思います。25日移動平均線が下値支持線となり、その後上げに転じると5日移動平均線も回復しました。足元の調整局面を終えたと考えることができます。

25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線がいずれも上向きで、扇型のように間隔が開いているのは、チャートの形としては中長期の上昇トレンドを示しています。

ただし、今週末に円高に振れたことから、来週初に再度押しを入れる可能性もあります。5日移動平均線を割り込むこともあり得ますが、その場合でも、25日移動平均線と重なり目先の節目になりやすい22,000円あたりまでは押し目買いの好機と考えていいでしょう。上値めどとしては、17日のザラバの高値(22,757円)、11月9日のザラバの高値(23,382円)になります。

下原 一晃

ニュースレター

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下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。
株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。