投資信託のしくみを分かりやすく整理!

女性から特に高い興味関心を集めた投資信託はプロに資金運用をおまかせできる金融商品です。

ファンドマネージャーが投資家から募ったお金を株式や債券などに分散投資します。

出所:LIMO編集部

投資信託はさまざまな商品が展開されています。

たとえば、日本の株式に幅広く投資することで日経平均株価に値動きを連動させるものや、株式や債券・不動産など多様な資産をミックスさせたものなどがあります。

株式投資の世界では、企業内の不祥事など、個別銘柄に起因するアンシステマティックリスクは分散投資によって低減できるとされています。

投資信託のメリットは投資に関する深い知識がなくとも、適切な投資信託を購入・運用することでこうしたリスクの分散を図れることにあります。

投資信託の純資産総額とファンド本数はここ10年で大きく増加

投資信託協会の統計データによれば、投資信託はファンド本数、純資産総額ともにこの10年で大きく増加しています。

※純資産総額:投資家に帰属する資産の総額

<純資産総額の推移>

  • 1982年:9兆3276億3200万円
  • 1992年:43兆3005億7200万円
  • 2002年:36兆160億3800万円
  • 2012年:64兆637億9200万円
  • 2022年:157兆1991億9300万円

<ファンドの本数>

  • 1982年:1056本
  • 1992年:5701本
  • 2002年:2718本
  • 2012年:4384本
  • 2022年:5888本

日本人のおおよその人口である1億2000万で2022年時点の総資産額を割ると、その金額はおよそ131万円となります。

投資信託は日本人によりポピュラーな資産として根付きつつあるようです。

参考資料

久保田 雅大