映画祭が行われる水の都・ヴェネツィアを舞台にした映画は

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ヴェネツィアは映画祭が開催されることでも有名な町。運河とエキゾチックな建築が魅力的なヴェネツィアも、たくさんの映画の舞台になっています。

ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーという2大スターが共演した『ツーリスト』、007シリーズの『カジノ・ロワイヤル』あたりは、ご存じの方も多いことでしょう。

インディー・ジョーンズシリーズの『最後の聖戦』にも、ヴェネツィアのサン・バルナバ教会が登場しています。

古いところでは、イタリアの巨匠ヴィスコンティ監督の『ベニスに死す』も。マーラーの壮大な音楽と、ヴェネツィアの風景が印象的な名作です。

イタリアの自然豊かなカラーショの要塞でも数々の映画が

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日本ではあまり知られていないアブルッツォ州。自然が美しい州として、イタリア人には人気のある観光地です。

州都ラクイラから40kmほどのところにあるカラーショの要塞は、イタリア人のあいだではファンタジー映画『レディホーク』の撮影地として有名。標高1500m付近にある要塞の遺跡は、周囲の自然と美しく調和しています。

またショーン・コネリーが出演した『薔薇の名前』にも、カラーショが登場。ミステリアスな中世のイメージを演出しています。近年では、ジョージ・クルーニー主演の『ラスト・ターゲット』も撮影されています。

アクセスは車に頼るしかないのですが、山を登っていると徐々に見えてくるカラーショの威容、映画人に愛されることが納得の迫力です。