野菜や果物など量り売り用の袋も有料に

Paolo Bona/shutterstock.com

2018年、スーパーの有料の袋がさらに増えました。イタリアのスーパーで野菜や果物を買う場合は、量り売りが基本です。

売り場に置かれている袋を手に取り、必要な分だけ野菜や果物を詰め、これまた売り場にある計量器に乗せて値札ボタンを押すシステムです。

以前は無料だったこの量り売り用の袋も、2018年から有料化されました。わずか2セントとはいえ、買い物が多いと袋代もかなりかさんできます。

導入当時は物議をかもした量り売り用袋の有料化も、現在は当たり前のこととして受け入れられています。これも環境の変化による政策のひとつ、という概念が定着したのかもしれません。

青空市場ではまだ紙袋が健在なところも

rarrarorro/shutterstock.com

イタリアでは各地で青空広場を目にします。生分解性レジ袋は当初高額だったため、青空市場におけるレジ袋の普及はスーパーより遅れました。

今は青空市場でも、まとめて入れる袋は生分解性の大きな袋ですが、野菜や果物を入れる小分け用の袋は茶色の紙製のままというお店もあります。

私が行く市場では、紙袋代は無料。このあたりも、イタリア人が青空広場を好む要因かもしれません。なによりも、紙袋に入った果物やパン、なんとなく風情があるのが嬉しいところです。