2.2 70歳代「おひとりさま」シニアの貯蓄額階層別の割合

  •     金融資産非保有:28.3%
  •     100万円未満:5.2%
  •     100万円~200万円未満:4.0%
  •     200万円~300万円未満:4.2%
  •     300万円~400万円未満:4.6%
  •     400万円~500万円未満:3.0%
  •     500万円~700万円未満:8.8%
  •     700万円~1000万円未満:4.8%
  •     1000万円~1500万円未満:5.6%
  •     1500万円~2000万円未満:5.8%
  •     2000万円~3000万円未満:8.2%
  •     3000万円以上:16.1%
  •     無回答:1.2%

金融資産非保有、つまり貯蓄ゼロというおひとりさまシニアが28.3%もいます。

すでに貯蓄が底をついたのか、あるいは貯蓄がないまま公的年金でやりくりしているのかはわかりませんが、突発的な支出を考えると70歳代で貯蓄ゼロは不安です。

平均寿命から逆算すると、やはりそれなりの資産があった方が安心でしょう。とはいえ、もし十分な年金収入があるのなら貯蓄ゼロでも大丈夫といえます。次章でくわしく見ていきましょう。

※この貯蓄額には、流動性の高い預貯金だけでなく投資信託や株式、保険、外貨預金など資産価値のある金融商品を含んでいます。

3. 70歳代「おひとりさま」厚生年金と国民年金の平均年金月額はいくら?

厚生労働省年金局が公表した「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、70歳代の平均年金月額は以下のとおりです。