信越化学工業株式会社(東証プライム、4063、以下「同社」という)が、2024年3月期第2四半期連結決算(対象期間:2023年4月1日~2023年9月30日)を発表した。

塩化ビニルが中国の建設市況悪化を受けて不調であり、当上期は減収減益となった。

同社の中心である「生活環境基盤材料事業」の営業利益は、前年同期比▲43%にもなり、米国など他地域での販売強化が急務となる。

顧客と市場からの要望・需要に適時に応えられるよう、中長期の展望を持って、投資と開発を継続するとしている。

信越化学工業の当第2四半期連結業績

引き続き中国の住宅市況悪化による影響をダイレクトに受けて、減収減益となった。

ただし、第1四半期と同水準の業績は維持しているため、業績予想の修正はない。

外部環境が悪いなか、当下期も水準の維持して事業遂行していく。

  • 売上高:前年同期比▲15.1%の1兆1959億円200万円
  • 営業利益:前年同期比▲28.8%の3819億円1900万円
  • 経常利益:前年同期比▲23.5%の4275億800万円
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:前年同期比▲23.2%の3014億3900万円