【年代別】若い世代のほうが投資詐欺に巻き込まれやすい?
株式会社アドバンの「年齢別の投資詐欺の経験に関する調査」では、「投資詐欺に遭遇した」または「投資詐欺と疑われる勧誘を受けた・商材を見かけた」と回答した人の割合は、下記の結果となりました。
- 20歳代:32.3%
- 30歳代:24.9%
- 40歳代:18.6%
- 50歳代:14.4%
- 60歳代以上:11.9%
上記の割合から、若い世代のほうが比較的投資詐欺に接触する機会が多い傾向があるとわかります。
上記の背景として「若い世代ほど短期的に投資をしたい・儲けたい」と思っている人が多い傾向にあることから、投資詐欺の接触機会が多くなっているのではないかとうかがえます。
日本証券業協会の「個人投資家の証券投資に関する意識調査」における、年代別の株式の平均保有期間をみると、「3年未満」の割合が20~30歳代で合計で70.6%であり、他の年代と比較して保有期間が短い傾向にあります。
投資詐欺には「短期的にすぐに儲けられる」といった事例が多いことから、長期投資志向の薄い若い世代が狙われやすいのかもしれません。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)