インフレによって商品・サービスの値段が上がり続けています。

日々の値段チェックが重要になりつつありますよね。

そこで本記事では1年前に比べて灯油が最も値上がりした都市ランキングを紹介します(対象は都道府県庁所在市および人口15万人以上の市)。

最後にインフレから資産を防衛する手段も紹介するので、お金のやりくりを効率化したい方はぜひ参考にしてください。

※本記事における灯油の値段は総務省「小売物価統計」に基づきます(白灯油,詰め替え売り,店頭売り18L)

1. 灯油が1年前に比べて最も値上がりした都市は松江市の+373円

2023年9月時点、1年前(2022年9月)と比べて灯油が最も値上がりした都市TOP10は以下の通りです。

1.1 <灯油が最も値上がりした都市TOP10>

※前年からの価格の変動幅(2023年9月時点の価格)

  1. 松江市 +373円(2352円)
  2. 宇都宮市 +342円(2451円)
  3. 今治市 +342円(2394円)
  4. 富山市 +318円(2286円)
  5. 府中市 +303円(2280円)
  6. 静岡市 +299円(2382円)
  7. 福山市 +270円(2244円)
  8. 大分市 +270円(2287円)
  9. 長岡市 +264円(2202円)
  10. 秋田市 +258円(2160円)

灯油が1年前に比べて最も値上がりした都市は松江市(+373円)でした。

1.2 松江市の灯油の値段推移(円)

出所:各種資料をもとに筆者作成

2. 灯油が1年前に比べて最も値上がりしなかった都市は所沢市の▲58円

灯油が1年前に比べて最も値上がりしなかった都市TOP10は以下の通りです。

2.1 灯油が最も値上がりしなかった都市TOP10

※前年からの価格の変動幅(2023年9月時点の価格)

  1. 所沢市 ▲58円(1925円)
  2. 神戸市 ▲30円(2106円)
  3. 大津市 ▲15円(2069円)
  4. 岡山市 ▲12円(2094円)
  5. 浦安市 ▲6円(1962円)
  6. 川崎市 ▲4円(2176円)
  7. 宮崎市 +0円(2226円)
  8. 札幌市 +12円(2232円)
  9. 旭川市 +28円(2256円)
  10. 名古屋市 +48円(2250円)

灯油が1年前に比べて最も値上がりしなかった都市は所沢市(▲58円)でした。

なお、全都市の価格の平均は2224円(2023年9月時点)、前年同月比では8%の伸びとなっています(いずれも小数点第一位を四捨五入)。