年収「1000万円以上」の給与所得者は何%?それでも生活が楽にならない理由
「年収1000万円超」世帯の貯蓄はいくら?
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2023年9月に公開された国税庁「令和4年分 民間給与実態調査」によると、日本の民間企業に勤める給与所得者の平均年収は458万円。
ここから、一般的な年収は「400万円台」であることがわかります。
一方、桁数的にも一つの区切りと捉えられることの多いのが「年収1000万円」。
平均給与からみると倍以上であるため、「富裕層」というイメージを持つかもしれません。
それでは、年収1000万円は本当に「裕福」なのでしょうか。その割合と実態について、詳しくみていきましょう。
日本に「年収1000万円超」の人はどのくらいの割合いる?
まずは、現代の日本国内に「年収1000万円」以上手にする人がどのくらい存在するのか、給与所得と世帯年収、2つの観点からチェックしていきます。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/金融ライター
1996年生まれ。千葉県出身。早稲田大学文化構想学部在学中から、まだネガティブなイメージで語られることの多かった「独身女性」が、実際には豊かなくらしを謳歌する「おひとりさま」であると謳う女性サイト編集に従事。
大学卒業後、株式会社良品計画で東京都内店舗の運営・勤務を経て、ライターおよび編集者として活動。女性のライフスタイルや意識調査と、日本年金機構や総務省統計局「家計調査」など公的資料・統計を絡めた記事作成が得意。ビジネス誌『PRESIDENT』、日本経済新聞「xwoman doors」など、紙からウェブまで様々な媒体にて取材・執筆を重ねる。
現在は、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、最新データから読み解く財政事情や資産運用、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金、貯蓄、NISAなどのテーマを中心に編集・執筆。趣味は散歩。(2024年4月10日更新)