「成長投資枠」は投資対象が幅広く、資産の分散がしやすい

「つみたて投資枠」の対象商品は、金融庁に届け出がされている投資信託または上場投資信託(ETF)で、株式のみに投資する商品が中心となっています。

一方で、「成長投資枠」の対象商品はより幅広く選ばれています。債券など、株式とは値動きの異なる商品も豊富に用意されているのが特徴です(ただし、個別企業の株式など、「つみたて投資枠」よりもリスクが高い投資対象も含まれるので、その点は注意が必要です)。

長期投資では、いかにリスクを抑えて長く続けていけるかが重要です。たとえば、つみたてNISAで人気を集めている商品の多くは、株式のみに投資する投資信託です。

株式のみの投資信託の場合、個別株への投資よりはリスクが抑えられます。ただし、株式のみに集中するため、リスクを取りすぎてしまうかもしれません。たとえばリーマン・ショックのような金融危機が起きると、資産価格が大きく下がる可能性が高まります。

出所:ウェルスナビ株式会社

長く続けるためには、株式だけでなく、債券などを組み合わせることが重要です。資産の種類を分散させることで、分散の効果を得やすくなるからです。

新NISAでは、「成長投資枠」の中で株式や債券を組み合わせて購入することで、最適な分散投資を実現することが可能となります。