4位のApple(アップル、アメリカ)

Appleは、依然4位ながらも、iPhone 11の出荷増と販売プロモーションにより、台数・シェアともに伸びた。

なお、新型のiPhone 15シリーズは2023年第3四半期の業績には影響がない。

世界同時発売の当日(9月22日)にiPhone 15を発売できたのはメキシコだけであった。ブラジルとコロンビアには9月29日に入荷し、その他の国に入荷したのは10月に入ってからであったからである。

5位のHONOR(オナー、中国)

HONORは、元はHuawei(ファーウェイ、中国)の低価格ブランドであったが、2020年に分離独立したメーカーである。

HONORは、販売台数を前年同期比で倍以上に伸ばし、中南米市場で最も急成長を遂げたメーカーとなった。

  • あらゆる流通チャネルに在庫を流す
  • 大手メーカーが参入していない小さな市場にも参入

したことが影響していると言える。

HONORはこの四半期中にも販売を伸ばしており、ブランド確立はまだ道半ばである。

その他メーカー

OPPO(オッポ、中国)も急成長しているが、売上の多くは未だにメキシコに頼っている。

そのため、中南米市場でのトップセラーランキングからは名前が消えることとなった。

また、中国からの新規参入メーカーが他にも多くあり、その結果、中南米の地場メーカーは絶滅の危機にさらされている。

参考資料

石川 貴康