2. 初期投資額100万円+月2万円ずつ積立投資した場合
続いては初期投資額100万円で、さらに月2万円ずつ積立投資したケースで、0.2%の定期預金と年利4%の投資を【図表3】【図表4】で比較してみましょう。
20年間で593万7684円になります。
ちなみに、投資元本の合計額は当初の100万円と、毎月2万円×240か月(20年)で580万円です。
定期預金では、積立投資をしても20年間で約14万円ほどしか増えない計算となります。
続いて4%で運用した場合は次の通りです。
20年間で955万8075円になります。
投資元本の合計額580万円と比べると、およそ376万円、倍率にして約1.6倍に資産が増える計算です。
また、定期預金で運用したケースと比較すると約362万円の差が付きます。
月々の積み立て額は少額でも、長期で運用すれば合計の投資元本が相応に大きくなります。
その分、最終的な資産額にも大きな差が生じるのです。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)