NISA等の口座を開設する目的「老後の生活資金づくり」が1位に。年代別の傾向は
NISA口座開設の目的も踏まえつつ、目的ごとの資産運用のポイントも紹介
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NISAの利用目的について、多くの方が「老後の生活資金づくり」をあげています。
2024年から始まる新NISAでは非課税期間が恒久化されるため、長期投資となる老後の資産形成に適した制度となります。
今回は年代別のNISAの利用目的を整理した上で、よくある資産運用の目的についてまとめました。
この記事を参考に、自分なりの投資目的を明確にしましょう。
1. NISAの開設目的は「老後の生活資金づくり」が60%
日本証券業協会では、2023年10月に「個人投資家の証券投資に関する意識調査」をインターネットを通じて実施しました。
そのなかで、一般NISA・つみたてNISAの利用目的を調査したところ、全体では59.7%が「老後の生活資金つくり」を主な利用目的として回答しています(【図表1】参照)。
2番目以降の目的に着目すると、「生活費」「旅行やレジャーの資金づくり」の割合も相応に高いという結果です。
年代別の傾向を、さらに詳しくみていきましょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)