3. 給与制度

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3.1 固定残業代(みなし残業代)

勤務時間は給料を決める際に重要なので注意が必要です。特に注意して欲しいのが「固定残業代」です。

固定残業代は「みなし残業」とも呼ばれています。

「基本給+月20時間の固定残業代」と定められている場合、基本給に加え、月20時間分の残業代が定額支給されるということです。

この制度では、実際の残業時間が20時間以下場合でも、20時間分の残業代がもらえます。時間内に仕事を終わらせるという自身の意識づけにもつながると期待されている制度です。

みなし残業時間を超過したり、休日出勤・深夜出勤を行った場合には、企業は別途残業代を支払うことが義務付けられています。勤務時間と給料の関係性は自分の身を守るためにも覚えておきましょう。

基本給の金額はボーナス額などにも関わってくる大切な項目。基本給と固定残業代(時間と値段)の内訳をしっかりと確認するようにしましょう。

3.2 みなし労働時間

みなし残業と似た言葉に「みなし労働時間」という言葉があります。

みなし労働時間は、仕事が終わると、実際に働いた時間に関係なくあらかじめ取り決められた労働時間働いたとみなされ給料が支払われます。

みなし労働時間は対象の業種が限られており、時間が測りにくい営業職や研究職で用いられることが多い制度です。