【おひとりさま女性の年金】厚生年金と国民年金の最新月額はいくら?天引きされるお金も
女性の平均寿命は「87.09年」。老後対策はどうする?
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「人生100年時代」と言われるようになり久しい日本。特におひとりさま世帯では、一人分の年金でやりくりする必要があるため、その収支は現役世代のうちから意識しておく必要があります。
厚生労働省の「令和4年簡易生命表の概況」によると、2022年時点の男性の平均寿命は「81.05年」、女性の平均寿命は「87.09年」。男性よりも、女性のほうが長生きする傾向にあるのです。
そこで今回は、寿命が比較的長い女性にフォーカスをあて、「おひとりさまの老後生活」や「年金額」について考えてみたいと思います。
2023年12月25日に公表された、最新の年金統計からもデータを見ていきましょう。
1. 【厚生年金の最新月額】おひとりさま女性が受け取れる平均月額はいくらか
老後の主な収入源は年金といえます。
そこで、まずは厚生労働省の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、おひとりさま女性が受け取る厚生年金の受給額を確認していきましょう。
留意点として、厚生年金の受給額は個人差が激しくなっています。主に公務員や会社員などが加入する厚生年金において、受給額は加入期間や報酬等に応じて決定するためです。
厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、女性の厚生年金(※国民年金の受給額を含む)の受給額割合は下記のようになっています。
執筆者
金融ライター。大学卒業後に市役所で年金や保険の窓口対応を行う。現在は公的年金制度や貯蓄、資産形成などお金の記事をわかりやすく執筆。また保険代理店での業務経験も活かし、民間保険と公的保険の備え方も発信している。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)