4.3 性被害

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秋学期はジェンダー学に関する授業を履修していたのですが、その中で「アメリカの大学では4人に1人の女子学生が性被害にあっている」という統計が紹介されました。授業では、大学は特に性被害が起きやすい場所であること、女子学生だけではなく男子学生も性被害に遭う可能性があることを学びました。

外務省の海外安全ホームページによると、近年、海外において日本人女性が性的暴行の被害に遭う事例が増えているそうです。

アメリカ人の友だちによると、アメリカ人の中にはアジア人をとても魅力的に思っている人が一定数いるとのこと。特にアメリカでの生活に慣れていない短期留学のアジア人を狙う犯罪がちらほらあるのだとか。

外務省が被害を抑えるために呼び掛けていることとは?

被害を避けるために、外務省では以下の行動を取るように呼びかけています。

  • 単独行動や夜間の外出は控える。
  • 過度な肌の露出を避ける。
  • 知らない人に勧められた飲食物を安易に口にしない。
  • 過度な飲酒は控える。
  • ホテルの部屋等のドアをノックされても、ドアを開ける場合には防犯チェーンを掛けたまま相手を確認する。
  • ホテルのスタッフや、水道・電気の修理人らしき人でも、頼んだ覚えがなければフロントに確認する。
  • タクシーを利用する場合は、ホテルのフロントで予約するかタクシー乗り場から正規のタクシーを利用するなどし、白タク等の営業許可を受けていないタクシーには絶対に乗らない。
  • 旅行中に親しげに声をかけてくる外国人に対しては、安易に信用せず、警戒心を忘れずに、少しでも不審に思ったときははっきりと断る。観光案内を持ちかけられても絶対に付いていかない。

日本語で話しかけ、日本での滞在経験や日本人の知り合いの名前に言及するなどして旅行者を安心させてだますような巧妙な手口も発生しており、注意が必要とのことです。

5. 自分の身は自分で守るしかない

日本人が海外で最も遭遇するのは窃盗だと考えられています。ひったくりや置き引き、スリなどは日本の感覚のまま海外に出てしまうことでリスクがあがります。

旅行や留学、出張など海外に行く目的は様々だと思いますが、期間や場所に関わらず、渡航先の治安情勢や万が一の時の連絡先についてきちんと調べておくことが大切です。

身を守る方法について外務省のホームページなどで確認ができますので、安全で楽しい海外経験にするために、「面倒」で片づけず知識を蓄えておきましょう! 

参考資料

LIMO・U23編集部