【ウチの親の年金が少ない】考えられる2つの理由と対策
年金制度の仕組み【最新の厚生年金&厚生年金の受給額つき】
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年末年始は色々な行事で、出費も大きく増えた方いうも多いのではないでしょうか。
子どもがいらっしゃる家庭ではお子様へのクリスマスプレゼントや、お孫さんがいらっしゃる方であれば年明けのお年玉の準備など。楽しいひと時である一方、出費はどうしても膨らみます。
こういった出費を年金などから捻出するとなる祖父母たちにとっては、やりくりがが難しいという声もあります。
年始に久しぶりに会った際、親の実際の年金額を聞くと「思っていたよりも少ない」と感じた方も。
そこで今回は、年金が少ない場合や年金がない場合の理由、背景について見ていきたいと思います。
1. 【最新の年金月額】みんなの厚生年金や国民年金は平均いくら?
2023年12月、厚生労働省より最新の年金統計が公表されました。
現役世代の方たちで、現状の年金支給額がどれくらいかを把握している方は少ないのではないでしょうか。
そこで、まずはいまのシニア世代が受け取る公的年金の月額を、こちらの資料から確認していきましょう。
1.1 国民年金(老齢基礎年金)の平均額とボリュームゾーン
〈全体〉平均年金月額:5万6316円
- 〈男性〉平均年金月額:5万8798円
- 〈女性〉平均年金月額:5万4426円
- 1万円未満:6万5660人
- 1万円以上~2万円未満:27万4330人
- 2万円以上~3万円未満:88万1065人
- 3万円以上~4万円未満:266万1520人
- 4万円以上~5万円未満:465万5774人
- 5万円以上~6万円未満:824万6178人
- 6万円以上~7万円未満:1484万7491人
- 7万円以上~:178万3609人
執筆者
ファイナンシャルアドバイザー/元証券マン/AFP/一種外務員(証券外務員一種)
立命館大学卒業後、みずほ証券に入社。主にリテール営業に従事。富裕層顧客から未上場法人に対して株式や投資信託の販売、事業承継など、資産運用コンサルティング業務に携わる。その後、広告業界にて法人顧客に対しての新規開拓・コンサルティング業務に従事。現在は長年のコンサルティング業務で培った経験を基に、個人向け資産運用、保険の見直しのコンサルティング業務を行う。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員(証券外務員一種)の資格を保有。大阪府出身。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)