4. 2024年から貯蓄上手へ!収入から何%貯蓄するべき?

各年代の平均貯蓄額をみて「自分は全然貯蓄できていない」と感じた人もいるのではないでしょうか。

貯蓄に苦手意識のある方や、今よりも貯蓄額を増やしたいという方は「先取り貯蓄」を検討することをおすすめします。

先取り貯蓄とは、毎月の給料が振り込まれたら「先に貯蓄分の金額を別の口座に分ける」貯蓄方法を指します。

生活費や自身のお小遣いなど、日常で使うお金を先に整理してしまうと、月によって貯蓄できる金額が変動したり、想定よりも貯蓄できる金額が少なくなったりしてしまいます。

しかし先取り貯蓄をしておけば、毎月決まった額を必ず貯蓄できるため、安定的に目標金額を貯蓄することが可能となります。

では具体的に、収入の何%を貯蓄するべきなのでしょうか。

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、20歳代〜70歳代の収入からの貯蓄割合は下記の結果となりました。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」の各調査をもとに筆者作成

60歳代までであれば、どの年代においても「約10〜15%」は手取り収入から貯蓄に回しているため、先取り貯蓄を始めたいという方は、まずはこの割合を目安にして始めてみると良いでしょう。

習慣化してきたり、生活に余裕があったりする場合はさらに割合を増やしていき、着実に貯蓄額を増やしていくことをおすすめします。

5. 2024年こそ目標金額を貯蓄しよう

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本記事では、20歳代〜70歳代の各年代における平均貯蓄額について詳しく紹介していきました。

子どもの教育資金や老後資金など、大きい金額が必要となる貯蓄はスタートが早いほど、毎月の負担額も少なくなります。

本記事で紹介した「先取り貯蓄」を貯蓄方法として採用し、2024年こそ目標金額を貯蓄できるように取り組んでみてはいかがでしょうか。

参考資料

太田 彩子