貯蓄0の人が今日から着実に貯めるための4つのポイント

世間の平均貯蓄を聞いて内心ドキリとする人、多いのではないでしょうか。自分と同年代の人の平均貯蓄が自分の貯蓄よりもはるかに多い、毎月の家計が赤字になる、クレジットカードやキャッシングでなんとか食いつないでいる。そんな状況の人が着実に預金を増やすにはどうしたらいいでしょうか。今回は、貯蓄0の人でも着実にお金を貯められるようになるヒントをご紹介します。

目的別に預貯金口座を分ける

まず、目的別に貯金口座を分けることをオススメします。その理由は2つ。1つ目は、ただ漠然とお金を貯めるだけではモチベーションが上がらないため、貯金口座を分けて目的を明確化することでモチベーションが維持できるということ。ハッキリとした目的を持つことは貯金でも非常に大事です。

続きを読む

特に自分がワクワクするような目標があればいいですね。100万円貯めて海外旅行したいとか、結婚式のために400万円貯めておきたいとか具体的な用途と金額、それから目標金額を貯めるまでの期間がハッキリするのもメリットです。貯金の計画も立てやすくなりますよね。3年後までに250万円貯めたいから毎年85万円ずつ貯めよう、それなら毎月3万円ずつ貯金して残りは年2回のボーナスから貯めよう、という具体的な金額が簡単に計算できるようになります。

そして目的別に貯金口座を分けるもう1つの理由は、目的ごとに分けることにより、思いつきでの取り崩しを防ぐことができるということです。たとえば、マイホームの頭金にするお金と老後資金、子どもの教育資金を1つの貯金口座で貯めると、使うタイミングがそれぞれ違うため途中で取り崩さなければならなくなりますよね。せっかく500万円貯まったのにマイホームの頭金で取り崩して貯金残高0円に。また300万円貯まったと思ったら子どもの大学入学資金に、そして老後には思っていた金額が貯まらなかったということも十分ありえます。

この場合でもマイホームの頭金用口座、子どもの教育資金用口座、老後資金用口座と分けておけば、マイホームの頭金でお金をすべて口座から出しても他の貯金口座にはまだお金が残っている安心感もあります。毎月3万円をマイホーム用に貯めていたけれど、マイホームの頭金を払ったから、今後は3万円を半分ずつ残りの口座に入れよう、というフレキシブルな運用もできます。

ただし、その分1つの口座にまとめるより毎月の貯蓄の負担は大きくなるため、ペース配分をよく考えて、ボーナスは極力貯金に回しながら上手に貯める必要があります。

先取り貯蓄+500円玉貯金で上手に貯めよう

よく言われることですが、お金を確実に貯めようと思ったら先取り貯蓄が一番効果的です。ほかの用途に使ってしまう前に取り上げて貯金してしまえば、「お金が余らないから貯金できない」という状況に陥らないからです。

しかし、そうすると毎月赤字になっている人は生活が立ち行くのだろうかと心配になってしまいますよね。その場合は、先取り貯金は最低限の金額にして500円玉が財布にあったら貯金するという「500円玉貯金」を合わせ技として使ってみてはいかがでしょうか。500円玉貯金なら、生活できなくなるほどのリスクを背負わずに気軽に貯金できますし、先取りはされないので自分で貯めるか使うか調整することができます。

また、500円玉貯金のいいところは意外とお金が貯まりやすいということと重みでしっかり「貯まっている感」を得られることです。500円玉1枚なら貯金するときの心理的な負担や抵抗はそれほどありませんよね。しかし、2枚あれば1000円に、10枚あれば5000円に、というように、ある程度まとまった金額になる不思議な硬貨が500円玉です。何気なく貯めていたら次の旅行のホテル代になった、なんてことも十分起こりうるのでぜひ楽しみながら500円玉貯金に励んでみてくださいね。

ちなみに、貯金額を増やそうとして赤字になるなんてもってのほかです。家計が毎月赤字になる人は、まずは家計を見直すことから始めましょう。

クレジットカードを財布から抜いて生活する

普段から貯金ができていないという人は、基本的に毎月の家計が赤字になっていたか、ギリギリ赤字にはならないが貯金するお金が余らないという人ですよね。そういう人に多いのが、負債を持ちすぎてしまっているということです。ここでいう負債には、クレジットカードのような後払いも含むこととします。

後払いは便利に見えますが、結局負債を負っているだけです。自分がお金の管理をきちんとできていない、という事実からも目を背けるきっかけになりますし、負債が膨らみすぎると後々手に負えなくなってしまいます。

まずはクレジットカードを財布から抜いて、現金決済だけに切り替えましょう。毎週決まった金額だけを財布に入れておいて、そこからすべての支払いを済ませるのです。決まった日以外にATMに立ち寄ることは禁止、その週の予算を超えた出費をしたら次の週にマイナスを繰り越し、などと自分に厳しくルールを作って運用してみてください。

最初はクレジットカードがないことを不安に思うかもしれません。不便に感じる人も多いと思います。しかし、そういう人こそ多くの負債を背負ってきた人ということです。クレジットカードだとポイントが貯まるから、という理由でおトクに感じる人もいるかもしれませんが、そもそも家計が赤字になるような人にとってポイントよりも負債を取り除くことのほうがよっぽどメリットがあるので、まずはクレジットカードから離れてみましょう。

銀行のサービスを上手に活用する

上手にお金を貯めるために、銀行のサービスを大いに活用しましょう。いまや多くの銀行がしのぎを削ってサービス向上に努めており、非常に便利になってきました。特に、利用している銀行を3~5年以上変更していない人は、今使っている銀行よりもいい銀行がほかに見つかる可能性が高いです。そのくらいのスピードで、各行がサービスや技術を競っているのです。

まず銀行のアプリがスマートフォンに入っていない人はアプリを絶対に活用すべきです。ATMに行かなくても残高が見られるという状況に身を置いて、自分のお金に簡単にアクセスできるようにしてください。また、定期預金の金利も比べてみることをオススメします。特に、自動で普通預金口座から定期預金口座に移してくれる自動積立預金サービスや、他行から決まった日に決まった金額を自動で振り替えてくれる自動振替サービス先取り貯金との相性も抜群です。面倒な思いをせずに確実にお金が貯められますよ。

まずはアプリやブラウザで自分の残高が常に見られるようにしておくこと、そして銀行のサービス一覧に目を通してみること、金利を他行と比較してみること。これをやるだけでも、かなり貯金へのモチベーションが上がるはずです。ぜひ一度、やってみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか。貯金がないという人の多くは、貯金の習慣がついていないだけです。ただ貯金は、数学や国語のようにだれかが教えてくれるものでもありませんし、自分でどうやったらいいかを考えなければなりません。どうやったら効率よく確実にお金が貯められるか、どうやったら自分が一番トクをするのか。そういったことを調べるのは非常に楽しく、ワクワクするものです。ぜひ一度、時間をつくってじっくり調べてみてください。

大塚 ちえ

ニュースレター

PR

FP保有の金融系ライター。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、貯金・節約から投資までお金に関する悩みに向き合う。