2. 「その日は妻が体調不良で」事の経緯を詳しく聞いた

もうすぐ3歳になる男の子の父である金子さん。仕事終わりの金子さんが奥様へ連絡すると「釜がえらいことになっている」と返信があったといいます。

息子さんと奥様が就寝後、帰宅して炊飯器を開けると…金子さんの目に飛び込んできたのは写真の光景。それをポストした金子さんでしたが、翌朝奥様に事情を聞くと、詳しいエピソードを話してくれたそうです。

当日、体調が優れなかったという奥様。なかなか身動きがとれずソファの上で過ごしていたといいます。そんな中、息子さんが突然「ご飯炊いてくるねぇ」と言いました。お母さんを思っての行動だったのでしょうか。

すると息子さんは、釜に「米と水」を好きなだけ入れて、洗う真似を始めました。奥様はソファでその様子を見守ります。続けて息子さんは、釜を炊飯器にセットしスイッチオン。

炊きあがると、息子さんは嬉しそうに奥様を連れて、炊飯器のもとへ向かいます。奥様と一緒に味見をした息子さんでしたが…。ご飯は水分が足りなかったようで、固くなってしまいました。

息子さんに「お水が足りなかったね」と声を掛ける奥様。すると息子さんは「米びつの米」を、釜に追加し始めました。奥様は「もうやめようか」とソファに戻りますが、息子さんは、米と水を入れるために何度も往復し、炊飯器のスイッチを押していたそうです。

そんな息子さんは最終的に、奥様のところへ行き「またできたよ」と報告。奥様が炊飯器のフタを開けると「パンパン」になっていましたが、体調が優れずそのままの状態にしていた、という流れがあったそうです。

息子さんが米を炊こうと頑張る姿を思うと、思わず心が温まりますね…。なお金子さんは、翌日息子さんとともに、こちらの米を鍋で雑炊にして食べたり、一緒に炊いたりしたそうです。

3. 「妻も息子も、1日頑張ってくれたんだな」と感じた

炊飯器を目にしたときの心境をうかがうと「蓋を開けた瞬間の想像外の状態にビックリしました。しかも上のお米がサラサラで、下の方はねっとりして底は少し焦げてて…」と説明する金子さん。

続けて、「体調不良の妻も、一生懸命お米を入れてくれた息子も、今日1日頑張ってくれたんだなぁと色々な感情です」と語ってくれました。

息子さんの行動に関しては、「私は息子がパパのためにお米を炊いてくれたと勝手に解釈して投稿しましたが、もうすぐ3歳の息子がなぜこの行動に出たのかは、いまだにわかりません」とのこと。

今回の反響について、「息子は特別なことをしたわけではなく、同じような行動をとられるお子さんもたくさんいると思います」とした上で、「日常のこういった何気ない子育てや幼い子の言動を、失敗や苦労ではなく、私と同じように微笑ましくとらえてくれる方々がたくさんいること、またたくさんのコメントを頂けたことをとてもうれしく思いました」と話してくれました。