＜40～50歳代＞会社員の末路「働かないおじさん」は暇で辛い？アイデンティティを失う人生仕事をしなくていいことに憧れる人も。その実態は悲惨？

2. 働かない＜40～50歳代＞おじさんが生まれる原因は？

働かないおじさんが生まれる原因は？

出所：筆者作成

勤務年数を重ねれば、仕事内容や責任範囲が変わります。嫌でも働かなくてはいけない環境に追い込まれてしまうはずです。それなのになぜ「働かないおじさん」が生まれてしまうのでしょうか。

当時は、人材を長く雇用して、ノウハウを蓄積する年功序列制度が一般的。大した実力がなくても、勤務年数だけ長くなれば給料が上がった時代がありました。

会社員の特徴として、働いても働かなくても待遇はほとんど変わりません。給料日には決まった額をもらえます。評価制度が緩く、降格や減給をしにくい会社では、制度を逆手に取られてしまうでしょう。

仕事ができない、言い訳をする、約束を守らない、素直ではない、などの行為を繰り返す人は、組織から孤立しがちです。相手に不利益を与える人は、どうしても「社会の和」に溶け込むことはできません。

能力不足で仕事ができない・信頼できない社員に、重要な仕事を割り振るのは、誰もが避けたい選択ではないでしょうか。

必然と、誰でもできるような簡単な仕事しか割り振れなくなってしまいます。もしくは、関わりたくないなどの理由から、仕事を与えるのを諦めてしまうのでしょう。

偉大な先輩の背中をみて「このくらいの仕事でいいんだ！」と思ってしまう社員も少なからずいます。

今まで頑張っていたのに、働かない先輩を見ていたら、真面目に仕事をするのも馬鹿らしく思えてしまいます。

仕事をしなくても給料が頂けるのですから、仕方ありません。