1999年8月26日に開催された「遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記 決闘者伝説 in TOKYO DOME」の入場者へ配布されたカードです。遊戯王OCGで初の全国大会でしたから、古参ファンからすれば思い出深いのではないでしょうか。

マジシャン・オブ・ブラックカオスは、遊戯王OCGでも歴史が古いカードです。コレクターからも人気が高く、レアリティによっては高額で取引されています。

そこで、本記事では「マジシャン・オブ・ブラックカオス」に注目。高額で取引されるカードを紹介します。なお、本記事の販売価格は、トレカの流通量が最も多い専用フリマサイト「magi」の落札価格を参照しました。

1. マジシャン・オブ・ブラックカオス:遊戯王ファンに愛され、ファンデッキで活躍するモンスター

マジシャン・オブ・ブラックカオスの概要

主人公/闇遊戯の切り札として登場。イラストがかっこいいのが特徴。高い攻撃力・防御力を誇っているが、リメイクカードが優秀なため活躍機会は少ない

出所:筆者作成

マジシャン・オブ・ブラックカオスはブラック・マジシャンよりも攻撃力が高く、強化カードであることに違いはありません。しかし、効果モンスターではなく、召喚までの手間がかかります。

また、強力なリメイクカードが充実しているため、使われる機会は多くはないかもしれません。ファンデッキで採用されるカードではないでしょうか。

原作では、主人公/闇遊戯が「決闘王国編」で、ペガサス・J・クロフォードの対決で使用しました。

相手の心を読み取る力などがある「千年眼(ミレニアム・アイ)」を持つペガサスに苦戦。表遊戯が残した切り札から、ブラックカオスを儀式召喚して見事に勝利しました。物語でも盛り上がるシーンです。