1年生も半ばになると「恥ずかしい」という感情も芽生え、学校に行きたくない理由を聞いても素直に話してくれないようになりました。スクールカウンセラーに相談したところ、「スキンシップを多めに」とのアドバイスをもらいました。

下の子に手もかかっていたので、寝る前を長男の時間にし、スキンシップを多めにしました。そうすると寝る前に本音も話してくれるようになりました。登校時に学校に行きたくないと愚図った時も、「背中をさすってやったり、スキンシップをすると行く勇気が出ますよ」とアドバイスを受け、実践しました。

親として怒りたくなる気持ちとの戦い

そうはいっても、親としてはつい「学校へ行きなさい!」と怒りたくなります。自分も「義務教育の親業1年目」であり、「しっかりさせないと」と気張る気持ちとの戦いの1年でもありました。

怒ることは簡単で、手間も時間もかかりませんし、「しっかりした親風」になれます。しかし、本当の解決にはなりません。根本的な問題を解決するためには、「スキンシップ→本音を聞き出す→勇気づけと練習」が最善の道と1年かけて学びました。何かあればこの手順を踏むようにしています。

家でストレス発散。好きなことを思いきりさせる

「帰宅後は思いきり好きなことをさせて」とのアドバイスも、スクールカウンセラーからもらいました。1番好きなことといえばゲームですが、親としてはできればしてもらいたくないもので、平日は1日15分と決めていました。

ところが「15分は少ないですね。みんなに聞くと1時間くらいはしていますよ。子どもたちは学校では頑張っていますから、家では好きなことを思いきりさせてください。それがゲームだって、好きことなら良いのです。好きなことを1日のうち15分しかできないのは、少ないです。さすがに3時間とかはやり過ぎですけどね。今はゲームも仕事になる時代ですから」とのこと。

イメージとしては「家では充電し、学校で充電を使い、また家で充電する」こと。この説明がとてもわかりやすかったように思います。

精神的な壁への対応は難しいことも多いですが、気付きや学びも多かったように思います。もう3、4年もすれば、親に何も話さなくなる時期がくるでしょう。そういった時期のために、「家では好きなことをさせる」ことや「親はいつでも聞く姿勢を示しておく」ことは大切なように思います。同じような子を育てる方の参考に少しでもなればと思います。

宮野 茉莉子