2. 25日移動平均線付近で上値を押さえられる

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週はローソク足の実体が25日移動平均線を割り込み、先週、そこから挽回できるかどうかがポイントでした。実際には週初8日(月)から十字線のような形での小幅な値動きとなり、その後もローソク足の実体が短いもみ合いが続きました。ただ、25日線にかかると利益確定売りなども出て、これを越えることができませんでした。

今後の展開はどうなるでしょうか。25日線付近で上値の重い動きが続いていますが、ここからつるべ落としのように下落することも考えにくいところです。先週も、直近の押し安値である3月12日の安値(3万8271円)付近では押し目買いが入っており、下値の固さも感じさせます。このあたりを割り込むことがなければ目線は上に持っていいでしょう。

今週、まずは25日線を回復できるかどうかが注目されます。25日線を回復し、下値がサポートされるようであれば、直近の戻り高値である3月22日の高値(4万1087円)あたりまでの上昇も期待できます。

25日線を回復し、下値がサポートされるようであれば、3月22日の高値あたりまでの上昇も期待できる。

日経平均株価

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参考資料

下原 一晃