中古マンション購入でよくある失敗例を総まとめ!!【保存版】

代表的な中古マンション購入の失敗例はこちら!

  • 購入時点で資産価値について考慮していなかった
  • 気に入っていた物件を他の買主が先に購入したため買い逃してしまった
  • 売主との値引き交渉に失敗し、お目当の物件を購入できなかった
  • 修繕積立金の将来的な値上がりを把握できていなかった
  • 売買契約時に重要事項説明書を入念にチェックしていなかった
  • 倒産したディベロッパーの物件を買ってしまった
  • 付帯設備表と物件状況報告書をよく確認していなかった
  • 騒音がひどいことが入居後に発覚した
  • 用途地域を確認していなかった
  • 住宅ローン控除が適用されない物件を購入してしまった
  • 仲介手数料が安い不動産仲介サービスを利用しなかった
  • 火災保険にいらないオプションをつけてしまった
  • リノベーション済みマンション購入における失敗
  • リフォーム(リノベ)の保証をよくわかっていなかった
  • 悪質リフォームにあたってしまった
  • 最寄駅の混雑度を考慮しなかった
  • 駐車場の空きや車のサイズについて確認
  • 周辺の治安などをチェックしなかった
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中古マンションの取引は不動産仲介会社が売主と買主の間に入る形が主流です。法令の厳格化や不動産仲介会社に課される責任も重くなったためトラブルは減っていると言われてはいるものの、依然として中古マンション購入においては、トラブルが多いのが現状です。

今回は中古マンション購入を検討している方に向けて、実際の現場で起こり得る典型的な失敗例を事前に知って頂き、避けることができる失敗をしないための必須知識を解説します!

1. 資産価値を考慮していなかった

資産価値を考慮していなかった「中古マンションをこれから購入するぞ!」という時に「将来このマンションを売る時はいくらで売れるのかな」と考える方は少ないと思います。しかし、購入時点では気に入った物件だったとしても、将来的には転勤や転職、親との同居、家族形態の変化などによって手放さなければいけないこともあるかもしれません。資産価値の目減りが早い物件を購入した場合、ローンの残債額を物件の資産価値が常に下回ってしまう状況となってしまいます。

そのため、資産価値が落ちにくい中古マンションを購入することが大切です。資産価値を保つマンションは「好立地」、「優れた管理体制」、「物件自体の希少性が高い」などといった特徴を持っています。

立地

立地はマンションの資産価値を大きく左右する要素です。もちろん最寄り駅からの距離が近いマンションは安定したニーズがあります。

また、駅からの距離はほとんどの方が重視するポイントですが、それに加えてファミリータイプか単身・DINKsかで立地に求める条件は変わります。

まずはファミリータイプ。この場合、ポイントは小学校の学区です。東京都文京区の窪町小学校など、人気の公立小学校の学区内はマンションの需要が高いです。また、人気の公立小学校ではないとしても学区内の小学校への距離が近い物件は人気があります。

単身やDINKsタイプの場合、

  1. 複数路線にアクセスしやすい(バス停も含みます)
  2. コンビニ等夜遅くまで営業している商業施設が近いこと

といった条件が重視されやすい傾向にあります。

管理体制

マンション管理の質も、資産価値に大きく影響します。

築35年でもしっかり修繕を行い、外観も綺麗で玄関ドアやサッシを交換して今の新築と同じような仕様のところもあれば、築20年でも修繕を一度も行っていないマンションもあります。管理の状態によって、資産価値は全く異なるのです。

中古マンション購入時に管理の良し悪しを確認する手軽な方法は「エントランス」と「集合ポスト」をチェックすることです。

  • 落ち葉やゴミが溜まっている
  • 植栽の手入れがされていない
  • 集合ポストの周りが散らかっている(チラシの散乱・空室ポストの放置)

といったマンションは、管理体制があまり良くないと言えます。

併せて、管理会社の規模や評判、マンションの修繕履歴、修繕積立金総額も確認しておくと安心です。

希少性

マンションで希少性が高いのは、

  • 角部屋
  • ルーフバルコニー
  • 専用庭
  • 専用駐車場

です。

この中の条件を売りにしている物件は、希少性が高いため資産価値が下がりにくくなります。ただ、設備によっては専用使用料がかかるので、その金額に注意が必要です。

2.気に入った物件を買い逃してしまった

中古マンション購入はとても大きなお買い物なので、当然購入の決断まで時間がかかってしまう方も多いです。実際には物件の内覧をして、購入しようか悩んでいる間に他の購入希望者にお目当の中古マンションを購入されてしまったというのはよく起こり得るケースです。

せっかく見つけたお気に入りの物件を買い逃さないためには、あなたがマイホームに求める条件とそれらの優先順位付けを決めておくことが大切です。そして、希望を全て叶えてくれる中古マンションに出会える確率は非常に低いということも認識しておきましょう。

また、住宅ローンを組んで中古マンションを購入される方は、金融機関の事前審査の承認が必須となります。

>>>中古マンションを購入するまでの流れについて知りたい方はこちら!

そのため、「中古マンションを購入しようかな」と考え始めたら、まずは予算より値段が高い物件で一度住宅ローンの事前審査を行ってください。「予算より値段が高い金額で通過しておく」というのがとても重要なポイントです。実際に購入を希望する物件の金額よりも高い物件で事前審査を通しておくことで安心して購入の手続きを進めることができます。

2. 値引き交渉に失敗した

値引き交渉の失敗中古マンションを内覧して、その物件を購入したいと希望した場合、売主に対して「購入申込書」という書面を提出します。

購入申込書のサンプル

この購入申込書に購入希望金額を記入し、そこに値引きの希望があった場合、これをもとに仲介会社が売主と中古マンションの値引き交渉を行います。売主と買主が直接値引き交渉することはありません。また、数百万といった大きな値引き交渉は売主側の心証を悪くするので注意しましょう。売主も当然できるだけ高く売りたいのが本音なので、特に売り出し価格を数百万円程度下げたタイミングでの値引き交渉はほぼ不可能だと言えます。

また、物件の欠点ばかりを並べ、それを理由にリフォームするからとして値引きを求める方もいます。この場合、仲介会社の担当者がそれを素直に伝えてしまうと、大幅な値引き交渉の場合と同じように、売主の心証に響いてしまいます。

そのため、値引き交渉については仲介会社の担当と綿密に打ち合わせした上で行うようにしましょう。例えば「ここをリフォームしたいから〇〇万円値引きしてほしい」とお願いしたとします。このとき「その希望が叶わなかったら買わない」「最低限ここまでは確保してほしい」というラインも併せて伝えた方が値引き交渉もうまくいきます。

目的は「購入」であって、「値引き」ではありません。

「値引きすることに執着しすぎて購入できなくなってもよいのか?」という点を考えてみて下さい。そして、一度売主側の立場になって「自分がこの状況でこのような値引きを受けたらどう考えるだろうか」と一度考えてみると無理のない交渉ができるでしょう。

4. 修繕積立金の値上がりを把握できていなかった

戸建住宅と異なり、中古マンションを所有することで管理費と修繕積立金という毎月のコストがかかるのはご存知かと思います。管理費とは、「日々のマンションを円滑に運営していくために必要な共用部の維持管理のためのコスト」です。また、修繕積立金とは「大規模修繕という大きなマンションのメンテナンスに向けて長期間に渡って居住者で分担して積み立てていく資金」です。

例として、マンションを人間の体だと考えてみてください。人間は若くて元気なときには、医療費は大きくかかりませんよね。でも年齢を重ねるごとに体が弱っていくため病気になりやすく医療費が増えていきます。この医療費がまさにマンションにおける「修繕積立金」なのです。

新築時は特にメンテナンスすることがないので、月5,000円以下の徴収がほとんどです。しかし、築30年程度になると、徐々に建物が劣化していくため、その3倍ほどまで修繕積立金が上がります。(※物件によって金額が異なるので、あくまで目安です)なので、築浅のマンションを買う場合は、必ず修繕積立金が上がるということを念頭に置いてください。

また築年数がある程度経っていても、修繕積立金の不足によって毎月の負担が上がることがあります。現在は管理組合が融資を受けられるようになったため、昔のように不足分を補うために「一世帯〇〇万円持ち出し」というのはほぼありません。ただ、その返済のために、臨時(特別)修繕積立金という名目で一時的に月額費用が値上がりすることはあります。

購入時は営業マンに「修繕積立金は値上がりするので、注意してください」という旨を伝えられていたとしても忘れてしまう方が多いようです。

特にポイントとなるのは、修繕積立金の将来的な値上げについて事前に把握しておくことです。

修繕積立金の値上がりが行われる数ヶ月前に管理組合から通知が来て、初めて知り慌てる方が多く見受けられます。

最悪な場合では、購入当初の5倍にまで値上がりした修繕積立金の支払いが出来ず、物件を手放す人もいます。

マンションを購入する際には、今後毎月の修繕積立金がどのように値上がりするかを必ず確認しましょう。中古マンションを購入する場合は、それに加えて「どのくらい修繕積立金がプールされているか」について確認することをお勧めします。

出典:【FPに聞く】ライフプランから考える中古マンション購入

5. 重要事項説明書を入念に確認していなかった

売買契約の時に説明される「重要事項説明書」。普段聞きなれない専門的な不動産に関する用語が使用されており、内容を全て理解するのは大変ですが非常に重要な書面となります。

特に注意すべきポイントは以下の2つです。

  1. 管理の内容・管理規約
  2. その他

となります。

1つ目は、「管理の内容と規約」。ここは大切で、特に管理の内容に注意が必要です。修繕積立金がいくら貯まっているのか、どこの会社が管理しているのか、今まで建物にどんな修繕をしたのかの説明が入ります。

また管理規約についても大事な部分を抜粋していますので、確認しておいてください。

特に管理規約で確認しておきたいポイントは、

  1. 専有部分の用途
  2. ペット飼育制限
  3. 楽器使用制限
  4. フローリングの制限

の4点です。

まず専有部分の用途。自宅兼事務所やサロンにしたい方は、特に確認してほしい事項です。自宅兼用でも集合ポストに事務所名を出せなかったり、ホームページの住所から事務所利用が発覚し、組合から停止を求められるケースもあります。

次はペット飼育制限。飼育可能なペットの種類、頭数、サイズが細かく決められています。また犬の場合、犬種指定、狂犬病やその他管理組合で指定する注射証明や写真の提出が必須のところもあります。

続いて楽器使用制限。演奏時間の制限だけでなく、グランドピアノなどの場合、そもそも搬入を許可していないところがあります。床の補強や管理組合への申請が必要な場合もあります。

最後にフローリングの制限。これはリフォーム工事全般としてご説明します。工事をする際は「申請→許可→着工」という流れが一般的です。申請時期はマンションごとに規定があり、着工の2~ 5週間以上前を指定しているところが多いです。引っ越しの日程を決める上で大きく影響しますので、必ず確認してください。

それ以外にも「フローリングへの変更禁止、または防音等級一定以上」「追炊き機能付き給湯器への変更禁止」「エアコン設置時の外壁のコア抜き禁止」などオリジナルルールがあることがあります。

以上の4点は引渡後に揉めるケースが多い為、必ず契約前に確認してください。

そして「その他」という項目。

「その他」と聞くとそこまで大事ではなさそうですが、実はここが一番大切です。どこの仲介会社もこの項目に「容認事項」という事項を記載して入れ込みます。

例えば「この物件の東側〇〇mに□□という施設があります。運営に伴い、騒音・振動・臭気が発生する可能性がありますが予めご承知おき下さい」や「当マンション管理組合は前管理会社△△△と係争中です」等、大事な内容が盛り込まれています。長い説明の最後の最後にありますので、必ず確認してください。

6. すでに倒産したディベロッパーの物件を買ってしまった

実際にあった話ですが、1回目の大規模修繕工事の際に地盤沈下が見つかったマンション。既にディベロッパーは倒産しており、訴える先がありませんでした。結局のところ、管理組合の負担として修繕したというマンションがありました。築年数が浅く(15年位まで)、1回目の大規模修繕を終えていないマンションでディベロッパーが倒産しているところは注意が必要です。

それなりの年数の経過をしていれば、建築施工時の問題はあらかた出てきています。ですが、築年数が新しく1度も大規模修繕をしていないと、その大規模修繕の際に不具合が見つかることもあります。ディベロッパーは仲介会社に確認を、そして管理組合の議事録も閲覧しておくと安心でしょう。

7. 付帯設備表と物件状況報告書をよく確認していなかった

付帯設備表と物件状況報告書は、契約時に売主が室内についている設備や物件の状況を買主に報告するための書類です。これもよく確認しないとトラブルになります。

付帯設備表について。大原則として売主は室内の設備を保証する義務はありません。この書類に「不具合なし」と記載したものに関しては引渡時までその状態を維持、「不具合あり」と記載したものに関して直す義務はありません。

「物件状況報告書」について。これは中古マンションの場合、管理会社からの報告書があるのであまり重要視する必要はないのですが、「専有部分の給排水管の故障の履歴」と「事件・事故・火災」、「その他売主から買主に引き継ぐべき事項」の欄は必ず確認してください。

専有部分の給排水管については前項でも触れた通りですが、「事件・事故・火災」「その他売主から買主に引き継ぐべき事項」については、管理会社は知らないが売主が知っている事項について記載があります。そのため、この項目だけは注意してください。

給湯器はトラブルが多い

トラブルが多いのは給湯器です。もし万が一、引渡後2ヶ月で壊れたとしてもそれは売主の責任ではありません。ですが、そのようなことが起きると大変なので内見時に給湯器の製造年月日を確認しておきましょう。

給湯器の耐用年数は10年程度と言われますが、実際10年で壊れることはほぼありません。ただ、15年近く経っていると確実に故障に近づいていますので、その分の予算も考慮してください。

照明器具とエアコンにも要注意!

また、残置物についても注意が必要です。特に「照明器具」と「エアコン」。全部撤去なのか、一部残すのか。原則は全部撤去ですが、書類に「有」と記載されていたら置いていくということになるため、よく確認しておいてください。

8. 騒音がひどいことに入居後に気づいた

騒音はマンションでよく起きるトラブルです。立地や隣接住戸からの騒音に悩まされて、売却するに至ってしまう方もいます。

まず隣接住戸からの音、これは売主に確認する以外にありません。ただ、所有者が変わることもあるので、今は静かでも将来にわたって保証できるものではありません。この点についてはある程度の容認が必要です。

そして立地上の騒音。よくあるのは道路、線路、病院、警察署、消防署、空路です。道路や鉄道は内見時にある程度確認ができますが、注意しなければならないのが内見した曜日と時間です。土日の昼間は静かなことが多いため、気になる場合は迷惑にならない範囲で平日の夜に一度内見をしましょう。

そして病院、警察署、消防署。これも時期によって出動回数が増える為、売主に確認した方がいい事項です。

そして最後は空路。とてもわかりにくいのですが、近くに空港が無くても特定のラインが空路になっていることがあります。

以前、実際に都内のマンションでこんなトラブルがありました。近くに飛行場はないが、遠く離れた米軍基地の空路の下に建っていたそのマンション。売主は音に慣れていたので気にならなかったのですが、買主は夜でも通る戦闘機の音に悩まされ数か月で売却してしまいました。音の感じ方については個人差が大きいため、必ず自身の耳で確認することをおすすめします。

9. 用途地域を確認していなかった

用途地域とは、各自治体で決められた、建築してもいい建物の種類を制限したエリアの事です。

駅前であれば「商業地域」、マンションや病院などがあるエリアは「第1種中高層住居専用地域」住居と小さな工場が混在しているエリアは「準工業地域」といった形です。

この用途地域によって、建物の高さの制限が決められています。そのため、隣地が駐車場やゴルフ練習場、ガソリンスタンド等割と大きな敷地の場合、将来的に自分のマンションと同規模の建物ができる可能性があります。

特に注意しなければならないのが、用途地域の境目にマンションがあり、そしてその隣地がこちらよりも制限の緩い用途地域の場合です。目の前にもっと大きな建物が建つ可能性があり、それによって眺望や陽当たりに影響が出ます。

また、現在既にマンションが建っていても、そのマンションが「公社」や「社宅」だった場合、もっと大きな建物が建つ可能性があります。そういった建物は割と敷地に対してゆったりと作られている為、実際にはもっと大きな建築物を建築できるケースがほとんどです。

実際にあったお話ですが、マンション南側に5階建て公社が建っており、日当たりの良さが売りのマンションでしたが、土地売却で9階建ての分譲マンションが建築されたという例もあります。

用途地域に関しては各自治体のホームページや仲介会社に確認するとよいでしょう。

10. 住宅ローン控除が使えなかった

住宅ローンを使ってマンション購入を検討している方なら、「住宅ローン控除」は一度は耳にしたことがある単語だと思います。

この控除、全ての物件に使えるわけではありません。住宅ローン控除には「登記面積50㎡以上」「耐火建造物は築25年未満」という要件があります

登記面積とはチラシに載っている「専有面積」ではなく、登記簿謄本(建物全部事項証明書)記載の面積です。壁芯計算である専有面積と違い、内法計算のため小さくなります。これは仲介会社に確認すればすぐにわかりますので、必ず不安な場合は質問してみましょう。

また、築25年未満の制限に関しては、その築年数を超えていても「耐震適合証明書」が取得できればクリアできます。ただし、売主名義の段階で取得していないと意味がありません。購入前に手続きをしないとならないため、注意してください。

11. 仲介手数料が安い不動産仲介サービスを利用しなかった

マンションを仲介してくれる不動産業者に支払う仲介手数料、「物件価格の3%+6万円(プラス消費税)と法律で決まっていますので…」という説明を受けて特に疑問に思わず契約してしまったケース。

法律(宅地建物取引業法)で決められているのは、仲介手数料の「上限」であり、それ以内であればいくらに設定しようと業者の自由です。決して上限で設定している業者が悪徳というわけではありませんが、様々な経営努力により仲介手数料を法定上限の半額に設定している仲介会社もあります

また、リノベーション物件でリノベーション業者と直接契約する場合や、売主と媒介契約を結んでいる業者が売主側からだけ仲介手数料をとる場合などでは、仲介手数料が無料となるケースもあります。

また、仲介手数料の安い不動産会社を見つけ、乗り換えようと思っても、乗り換えができないケースがありますので、ご注意ください。

12. 火災保険にいらないオプションをつけてしまった

何千万円ものお金を出して手に入れたマンションに何かあったら…と不安になり、火災保険にあれもこれもと余計なオプションをつけてしまったケース。

例えば風災に関しては、被害を受けるとしたら一番考えられるのはバルコニーや窓ガラスの部分ですが、これらは共用部分ですから個人の保険ではなく管理組合の火災保険の対象です。

水災に関しても、1階部分の部屋でなければ洪水などで被害を受けることはまず考えられません。また、家財や賠償責任についてのオプションはクレジットカードなどの保険と重複することも多いため、注意しなければなりません。

不安な気持ちになりがちですが、本当に必要な内容だけを選別することが重要です。

13. リノベーション済みマンション購入における失敗

「マンション全体としては古くても、部屋の中は新築マンションみたい」「しかも金額がお手頃」と、ついテンションが上がってしまって安易にリノベーション済みマンションを購入したケース。

確かに内装だけみれば一見新築のようですが、バルコニーにでるサッシは共用部分で交換できないためガタついていたり、古いタイプのインターホンでも全体のシステムとの関係上勝手に交換できず、モニターが無くて不安だったりと見落としやすい点もあります。

さらに、築年数が古くなっているマンションでは修繕積立金を値上げしているところ、あるいは近年うちに大幅値上げを予定しているところも多数あり、事前によく確認が必要です。

14. リフォーム(リノベーション)の保証をよくわかっていなかった

「高いお金を払った買い物なのだから、手厚い保証があって当然」と思い込み、保証内容をよく確認しなかったケース。特に全面リフォームされているような中古マンションでは、一見新築のように見えるため勘違いしがちですが、リフォームの保証範囲は当然ながら「リフォームした部分のみ」です。

専有部分でもリフォーム工事で手をつけてない部分や、共用部分に該当するような部分は保証されません。新築マンションのつもりでアフターサービスの対応をしてもらおうと思ったら、対象外だった…などということのないように気をつけましょう。

15. 悪質リフォームに当たってしまった

リフォーム・リノベーションをするにあたり、目に見える部分は確認が出来るので良いのですが、問題は見えない部分です。給水管と給湯管を間違えて繋いでいた、壁の中で配線が断線していたなんてこともあります。これは実際に確認ができない為、鍵の引渡後すぐに設備の確認を行ってください。引っ越してからだと、工事の際に在宅していないといけないという問題も出てきてしまい、修理に時間がかかってしまうことがあります。

また、個人でリフォームやリノベーションを行う場合、業者選びも慎重に、複数社から話を聞いて、見積もりを取ることをおススメします。一番安心なのは知人からの紹介や、仲介会社、管理会社の利用しているリフォーム業者を使う事です。値段も高く取られる心配はなく、施工実績も把握しているため安心です。

16. 最寄駅の混雑度を考慮しなかった

朝の通勤・通学は毎日のことなので、事前にどのくらい混雑する駅・路線なのか確認しましょう。最寄り駅が始発駅や始発に近い駅であれば良いのですが、混雑している車両に少しの隙間をぬって乗車しなければなりませんし、乗車できずに次の電車を待つ可能性もあります。駅の利用者数が多いと、朝の通勤ラッシュ時には入場制限があり、改札内に入れない場合も。大規模マンションの供給が続いているエリアでは、より混雑が激しくなることも予想されます。朝通勤するだけでも会社に到着するまでに疲れてしまいますし、お子さんの通学も負担になってしまいます。

また、日々の遅延情報やトラブルの頻度をチェックし、回避できるルートがあるか確認することが大切です。1日の運行本数が多い場合、どうしても電気系統等に負荷がかかってしまうため、故障も多くなるとのこと。トラブルで運行を見合わせてしまうと、運転再開まではタクシーもバスも混雑しているためどうすることも出来ません。最寄り駅から複数の路線が出ていたり、駅から遠いマンションであっても、バスで他の路線にアクセスできるなど、何らかの回避ルートがあると便利かも知れませんね。

17. 駐車場の空きや車のサイズについて確認

大規模マンションで自走式駐車場が設置されている場合、駐車場の台数が確保されているため空きのあることが多いのですが、戸数の少ないマンションの場合、駐車台数も限定されます。また、機械式駐車場の場合、車高が高い車は入庫出来ない可能性はあります。マンション敷地内に停められると思っていたのに、実際は遠くの駐車場を借りて停めざる負えない事態も。駐車場の空きや車のサイズは、管理会社や不動産会社に確認すれば教えてもらえます。また、駐車場に空が出た場合は抽選なのか、申込順なのか(その場合何人駐車場の空きを待っているか)も事前に確認しておきましょう。マンション内に停められるスペースがない場合は、前もって周辺駐車場に空きがあるか確認しましょう。駐車場は、土地所有者の判断によって建物を建設してしまう可能性もあり、その場合は再度駐車場を探す可能性が出てくるので要注意です。

18. 周辺の治安などをチェックしなかった

安心・安全に日々の生活が送れることは、住宅購入にあたって一番大切な要素です。駅からマンションまでの道のりを昼間だけでなく夜も歩いて、購入する前に周辺の治安を確認しましょう。夜歩いて自宅まで帰る際、周辺にお店があまりなかった場合、街灯だけの道のりを歩くことに不安を感じることもあるかも知れません。

また、子供の通学することになる小学校・中学校の雰囲気を事前に調べておくことも大切です。入学前に学区の問題で引っ越しをする方も時々いらっしゃいます。習い事が近くにない場合も、送り迎えをする手間がでてきてしまうので、子育て環境が充実しているエリアか吟味しましょう。

リアルな中古マンション購入失敗談

ここでは、実際の中古マンション購入者の声を聞いてみましょう。

1. 子供の成長を考慮していなかった

5年前に都内の2LDKの中古マンションを購入したご家族の例です。購入時は小学2年生と5年生の男の子がいる4人家族でしたので、6畳の部屋を子供2人の部屋にしていました。

両親とも兄弟と同じ部屋で育ちましたし、子供も男の子同士で仲が良かったので、「1つの部屋でも問題ないかな」と思ったということです。

ところが、長男が高校生になり、次男も中学生になってから突然仲が悪くなってしまったようです。また、長男がサッカー部に入り朝練のために早起きするので、次男も朝早く目が覚めてしまうようで、生活リズムも合わなくてなってしまいました。

子供たちは1人部屋が欲しいと言いますが、リフォームできる間取りでもなく、しばらく放っておいたそうです。しかし、ある日長男と次男が大ゲンカしたことをきっかけに、両親が寝室として使っていた部屋を子供部屋にせざる得なくなったのです。

おかげで、両親はリビングで寝ることになりました。この事例は、子供たちの精神的な成長を考えずにマンションを買った失敗例だと言えます。反省点としては、思春期になる子供の精神的な成長を見越して、マンション選びをするべきだったという点です。

2. 間取り選びに失敗した

中古マンションを購入した顧客の中に、間取り選びで失敗した事例です。3人家族で3LDKのマンションを購入したAさんでしたが、家具を上手く搬入できなかった点と、将来的な家具配置を計算していなかったという点で失敗しました。

中古マンション購入時はきちんと採寸をして、今家にある家具を置くことが可能な点を確認して購入しました。しかし、実際に搬入するとき、クイーンサイズのベッドとタンスは大きすぎて玄関からの搬入は難しいことが判明しました。

その結果、クレーンでの搬入になり、引越し費用が予想していた金額より10数万円増えてしまったのです。

また、子供部屋とリビング・ダイニングに、柱が出っ張っている間取りでした。そのマンションを購入したときには、きれいに家具が収まったのであまり気にしてはいなかったようです。

しかし、子供も成長して、さらにもう1人子供が誕生したことによって、家具の買い替えをしたくなりました。そのときに、壁の出っ張りが邪魔して、思うような家具を置くことができず、家具選びに相当苦労したようです。

将来的に置く家具を全て計算するのは難しいですが、家具の置きやすい整形な間取り選びは重要な要素になります。

3. 方角を気にしなかった

洗濯物も室内で干すので、方角を気にせずに中古マンションを買ったBさんの事例です。Bさんは4人家族でしたが、洗濯物は室内で干しますし、バルコニーに出ることもほぼないため、価格の安い北西向きの部屋を買いました。

また、戸建て街の低層マンションなので、目の前が開けていることもあり、3階の低層を購入したのです。しかし、目の前の戸建てが売りに出されていて、新たな買い手が3階建てのアパートを建築しました。

そのため、今までは2階建ての戸建てが目の前だったので、北向きとはいえ十分に光が入ってきた環境が一変します。昼間でも電気をつけないと薄暗くなってしまい、夏場も電気を多用する生活になりました。

さらに、目の前のアパートが南向きの住戸を作ったため、こちらのバルコニーとアパートのバルコニーが向い合せになってしまいました。おかげでレースのカーテンも、向かい側から見えないように、濃いタイプのレースカーテンに買い替えざるを得ません。

濃いレースカーテンは遮光性も高いため、室内は更に暗くなってしまったようです。北向きの住戸が悪いとは思いませんが、陽当たりだけでなく、この事例のように目の前に建築される建物のリスクも考えておくべきでした。

4. ペットが飼えなかった

6年前にマンションを購入したCさん夫婦ですが、将来ペットを購入することを想定していなかった失敗事例です。夫婦ともに動物は好きでしたが、特にペットを購入する予定もなく、その点は気にせずにマンションを購入しました。

しかし、マンション購入後すぐに子供が生まれ、今は小学生に上がる子供がペットを飼いたいと言い出しました。両親とも、小さいころペットを飼っていた経験もあり、教育的な観点からも犬を飼おうとします。

しかし良く調べてみると、このマンションはペット飼育の許可がないマンションだったのです。管理会社に問い合わせてみたところ、マンションの管理規約の変更が必要とのこと。しかし、マンションの管理規約の変更は管理組合(ほかの所有者)の許可が必要です。

管理会社に相談しましたが、管理組合の総会で2/3以上の賛成が必要、かつペットに関する色々な規約をまとめる必要があり、現実的にほぼ不可能であると理解しました。そのため、結局ペットを飼うことを諦めざるを得なかった事例です。

マンションの管理規約の変更は非常に難しいため、このような規約に関することはマンション購入前に確認しておくべきでした。

5. リノベーションできない構造だった

5人家族のDさんは、10年前に4LDKのマンションを購入しました。そのときには一番上の子供と2番目の子供は既に高校生でしたので、今は独立して家を出ています。そのため、2部屋個室が余ってもったいないと感じました。

ちょうど2部屋ともリビング・ダイニングに隣接している部屋だったので、この壁を取り払い、大きなリビング・ダイニングへリノベーションしようと考えたのです。

しかし、いざリノベーション業者に相談してみると、どちらの壁も耐震壁の一部になっていたので、壁を全て取り払うことは難しいと分かりました。とはいえ、耐震壁の部分だけ残してリノベーションしても、生活しにくい形の部屋になってしまいます。色々と検討しましたが、結局Dさんはリノベーションを諦めて、2つの個室はそのままにすることになりました。

このように、特に個室が多いマンションを購入するときには、将来的にリノベーションする可能性もあります。そのとき、壁の構造や配管の位置などによっては、リノベーションが困難なこともあるのです。

そのため、このようなマンションを購入するときには、不動産会社やリノベーション業者に、リノベーションの可否を相談しておくと良いでしょう。

まとめ

ここまで様々な注意点についてご説明してきました。家は大きな買い物です。買ってから後悔するには、あまりに痛手が大きいですよね。

そのため、仲介会社に頼りきりになるのではなく、ご自身で中古マンション購入全体の流れをまずはしっかりと確認してください。

確認すべき事項をメモ等で手元に控えておくと安心です。そうすることで未然に回避できるトラブルもたくさんあります。

事前準備と無理のない資金計画、そして確認事項をしっかりチェックし、トラブルのない素敵なマンションライフをスタートしましょう。

今回は代表的な失敗例に絞ってお伝えしましたが、より多くの「知っておきたい中古マンション購入の注意点」について知りたい方は以下の記事がおすすめです。

>>>資産価値の高い中古マンションを購入する

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