2. 単身世帯の平均貯蓄額と中央値

続いて、単身世帯の平均貯蓄額と中央値について、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」を参考に見ていきましょう。

【単身世帯】30歳代~70歳代の平均貯蓄額と中央値

【単身世帯】30歳代~70歳代の平均貯蓄額と中央値

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」

【30歳代】

  • 平均貯蓄額:594万円
  • 中央値:100万円

【40歳代】

  • 平均貯蓄額:559万円
  • 中央値:47万円

【50歳代】

  • 平均貯蓄額:1391万円
  • 中央値:80万円

【60歳代】

  • 平均貯蓄額:1468万円
  • 中央値:210万円

【70歳代】

  • 平均貯蓄額:1529万円
  • 中央値:500万円

平均貯蓄額は、30歳代が約600万円、40歳代が約560万円、50歳代が約1400万円、60歳代・70歳代が1500万円前後です。

ただし、中央値を見ると、40歳代・50歳代は100万円未満で、60歳代で約200万円、70歳代になると約500万円となっており、平均額よりも大幅に少額になっています。しかし、この中央値の方が、実際に近い平均額といえます。