GW明けの日本株はどうなる?FOMC、雇用統計、米アップル上場来高値等で材料豊富

テクニカル分析で日経平均を先読み

2018年5月2日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日より35円25銭安の22,472円78銭となりました。今週は大型連休の谷間で営業日が2日しかありませんでした。しかし、1日は3日続伸し、終値は22,508円と、2月5日以来、約3か月ぶりの高値となりました。

FOMC、雇用統計、バフェットがアップル買い増し

国内ではゴールデン・ウィーク(GW)で3日~6日が連休となることに加えて、4日には米雇用統計の発表があることから、持ち高調整の売りが進みました。一方で、円安傾向が続いていることや、決算発表などを受けて個別銘柄は買われ、高安まちまちの展開となりました。

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米連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)が1日~2日に行われました。今回は金融政策を現状維持、追加利上げを見送ったものの、声明文では、6月中旬に行われる次回会合で追加利上げを行う考えがあることも示唆しました。

4日には4月の米雇用統計が発表されました。非農業部門の雇用者数は予想より弱かったものの、失業率は改善しました。利上げのペースがゆるやかになったこともあって、米国株は買いが進みました。

著名投資家のウォーレン・バフェット氏が米テレビのインタビューで、アップル社の株7500万株(137億ドル相当=約1兆5000億円)を買い増したと明らかにしたことから、これに追随する動きが加速、大幅高となり上場来高値を更新しました。ダウ工業株30種平均も続伸しました。

来週以降はどうなるか

米中の貿易摩擦を巡る問題が依然として懸念されるところです。4日には両国の初の公式交渉が終わったものの、双方の要求は厳しく、折り合いをつけるには時間がかかりそうです。

また、米アップルは1日に発表した2018年1~3月期決算も好調でした。2日には日本のアップル関連の電子部品株も買われましたが、4日の急上昇を受けて、週明けにさらにもう一段の動きがあるかもしれません。

5日移動平均線にサポートされ上昇。目先上値めども超える

今週の動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。先週から5日移動平均線に下値をサポートされて堅調に上昇しています。また先週には5日線が75日線を下から上に抜けるゴールデンクロスが形成されています。25日線も上向きになっています。

2日には直近の上値めどだった2月27日の高値(22,502円)を終値ベースでも超えました。これによりトリプルボトムが完成しました。

目線は上に、日経平均24,000円台も視野に入ってきた

トリプルボトムも完成し、チャートの形は「買い」サインを示しています。

1月23日から3月26日まで下落が続いていましたが、すでに半値(22,238円)戻しを達成しています。3分の2戻しの22,868円にも近づいています。

25日移動平均線が上昇し75日移動平均線に近づいています。来週あたりにゴールデンクロスが形成されそうです。目線を上に持っていいでしょう。

上値めどは3分の2戻しの22,868円、節目として意識されやすい23,000円あたりです。

22,500円~23,000円あたりは過去にもみ合ったところであり、抜けるまでには抵抗があるかもしれません。しかし、このあたりを超えると24,000円付近まで目立った節がないため、するすると上昇する可能性もあります。

来週初、まずはトリプルボトムのネックラインである2月27日の高値(22,502円)を維持できるかどうか確認したいところです。

約1か月間上昇が続いていることから、指標上では過熱感も出てきており、短期的な若干の調整があるかもしれません。ただし、その場合でも、視点は押し目買い狙いでいいでしょう。

下原 一晃

ニュースレター

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下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。
株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。