決算発表シーズンに改めて噛みしめたい『落ちてくるナイフをつかむな』

今週から決算発表が本格化、株価の急激な変動に注意

今週から本格的な決算発表シーズンとなります。特にGW前となる4月末には、主力企業や注目企業の決算が集中します。最近の傾向として、場中(株式の売買取引が行われている時間のこと。昼休みを挟む午前9時~午後3時)に決算発表をする企業が多いことが挙げられます。

場中に決算発表を行うと、その決算数字(次期の会社予想含む)が公表された直後から、株価が大きく変動するパターンが多く見られます。中には、“大幅な変動”を超えて、投機的な動きをすることも珍しくありません。

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このような時に、慌てふためいて投資行動を起こしても、まず成功しないと言えます。成功しないどころか、大火傷を負う可能性が非常に高いと考えられます。

今回は、こうした株式相場を鑑みて、1つの相場格言を紹介します。相場に関する格言は、国内外も含めると数え切れないくらい多くあります。

また、ある格言があると、それに反する対抗的な格言も存在します。どの格言が正しいのか誰もわかりませんが、全ての格言1つ1つに深い意味があるのは確かです。改めて、昔の人はさすがだと感心せずにはいられません。

『落ちてくるナイフをつかむな』

『落ちてくるナイフをつかむな、床に突き刺さったナイフを拾え』は、昔からウォール街(米国)にある有名な格言です。

この格言の意味は読んでの通りです。株価が突然に大幅下落した時に買い向かうのは、落ちてくるナイフをつかむようなものです。どんなに魅力的な銘柄でも、ナイフが床に落ちてから(突き刺さってから)、つまり、底を打ったのを確認してから投資すべきという相場格言です。ちなみに、(昔の)米国人にとってナイフ(knife)は大変魅力のある物だったようです。

同じような意味を持つ格言に「飛びつく魚は釣られる」があります。こちらは、株価が突然急上昇した時に、それを追いかけるな、付いて行くなという格言です。

「底値を拾う」ことは結果論に過ぎない

皆さんの中には「株価が下げ止まったのを確認した後では、底値を拾うことができないではないか」と思う方がいるかもしれません。しかし、「底値で買う」ことは、投資のプロと言われている機関投資家でも狙ってできることではなく、不可能に近いものがあります。

後々に振り返ってみた時、最終的には底値で買っていたとしても、それはあくまで結果論に過ぎないのです。相当な経験のある個人投資家でも、狙って底値を拾うことは難しいと言えましょう。床に突き刺さったナイフでも、十分に魅力的であることを強調したいと思います。

下落した株価を拾う際には事前準備が必要

ただし、個人投資家の皆さんが、以前からずっと注目して、投資好機を伺っていた銘柄の株価が急落する場合もあります。これは確かにチャンスかもしれません。

このような場合に備えて、事前に「この価格水準なら投資したい」という目安を決めておきましょう。そして、急落した株価を拾う際には、最小単位(例えば100株)でコツコツと買ってください。底値を狙わずに、安値を狙う心掛けが重要と言えましょう。

【2016年4月26日 投信1編集部】

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投信1編集部

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