個人投資家はは決算サプライズに付いていくべきではない。黒田日銀のアクションを考える

株式市場の振り返り-小幅続落となるも、後場に切り返す場面。新興株は3日続落。

2016年4月26日(火)の東京株式市場は小幅続落となりました。日経平均株価は前日比▲0.5%の下落、TOPIXも▲0.7%の下落で引けています。また、東証マザーズ総合指数は▲4.9%の大幅下落となり3日続落となりましました。

日経平均株価は、前日比▲80円安で寄り付いた後、▲100円安の水準を挟んだ攻防が集きました。しかし、その後は下値を切り下げていき、後場の開始直後に一時▲238円安まで下落しました。その後は徐々に切り返したものの、大引けは▲86円安の17,353円で終わっています

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東証1部で上昇したのは417銘柄、値下がり1,424銘柄、変わらず107銘柄でした。東証1部の出来高は22億2,042万株、売買代金は2兆804億円(概算)となっています。前日の出来高を下回る薄商いで終わりました。

セクター動向と主要銘柄の動き-7業種が小幅上昇、26業種が下落。金融株に売りが膨らむ。

東証1部で上昇したのは7業種、下落したのは26業種でした。上昇率上位は、紙・パルプ+1.4%、水産・農林+1.0%、食料品+0.7%、石油・石炭+0.4%、医薬品+0.1%でした。一方、下落率が大きかったのは、海運▲4.4%、鉄鋼▲2.9%、銀行▲2.5%、保険▲2.2%、証券・商品▲2.1%でした。全体的にはディフェンシブ業種が買われ、金融株に売りが膨らんだ印象です。

個別銘柄では、前日に決算発表を行った日本電産(6594)が大幅高となり、エーザイ(4523)、花王(4452)、NTTデータ(9613)、ファミリーマート(8028)、キーエンス(6861)、ソニー(6758)なども上昇しました。一方、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)などの銀行株、野村ホールディングス(8604)などの証券株がo大きく売られました。その他の主力株では、ファーストリティリング(9983)、日東電工(6988)、電通(4324)、マツダ(7261)、デンソー(6902)などが値を下げています。

本日のポイントと注目テーマと関連業種-日銀金融政策決定会合の結果待ち。個別企業の決算発表に注目

26日の株式相場は予想通りに、様子見スタンスが強い展開となりました。27~28日に開催される日銀金融政策決定会合の結果待ちというところでしょう。日本はその後にゴールデンウィークに入りますから、今回は通常以上に動きが取り難いと見られます。ただ、本日の株価を見ていると、期待されている“黒田バズーカ”が不発に終わった時の事態も、徐々に想定され始めた感があります。いずれにせよ、28日の結果を待つしかないでしょう。

それとは別に、決算発表が株価を着実に動かしています。25日に決算発表があった日本電産など、市場の期待を上回った内容ならば、株価がストレートに反応しています。27日と28日には決算発表を行う主力企業が多いため、様子見スタンスの中でも、好決算の発表、あるいは、失望決算の発表に対して、株価が激しく反応することが予想されます。個人投資家は、それに飲み込まれないようにすべく、注意が必要です。基本的には、決算サプライズに付いて行かないことが重要です。

そうした状況を勘案すると、27日(水)は特に注目する業種はありませんが、既に2月期の決算発表が終わった小売セクターに注視です。2月決算が終わった後に、やや過剰に売られた優良銘柄は、下値を意識し始めてもいいでしょう。また、日本電産の好決算が、今後発表される電子部品株へどの程度プラスの影響をもたらすかにも注目です。

【2016年4 月26日 投信1編集部】

■参考記事■

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投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。