「貯蓄0円」世帯は意外に多い!

「みんなどれぐらい貯蓄をしているのだろう」と、普段疑問に思いつつなかなか他人に聞くことはできませんよね。

それでも、少なからずみんなは貯蓄をしているものだと思っていませんか?

実は金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2021年)」によると、意外に多い世帯が「貯蓄0円」であることがわかっています。

「貯蓄0円」の割合

  • 単身世帯:33.2%
  • 二人以上世帯:22.0%

なんと単身世帯では、33.2%もの世帯が金融資産を保有していません。

「そんなに多いの?」と驚かれた方も少なくないでしょう。

ただし、本調査における「金融資産」は預貯金のほか保険、有価証券、その他金融商品を含み、日常生活に使われる預貯金は含まれていません。

つまり生活用の口座と貯蓄用の口座を共有している場合でも、貯蓄は0円としてカウントされてしまうのです。

そこで、参考までに「金融資産非保有世帯の現在保有している預貯金残高合計」つまり、貯蓄0円世帯の口座残高も抜き出してみます。

  • 単身世帯:270万円
  • 二人以上世帯:576万円

それぞれ270万円、576万円が口座残高の平均であることがわかります。

それでも将来を考えると、貯蓄額としては心許ない金額に感じる方も多いでしょう。

ここまでの内容をまとめると、

  • 貯蓄0円世帯は単身世帯で33.2%、二人以上世帯で22.0%
  • 貯蓄0円世帯には、生活用口座以外の貯蓄がない人も含まれる
  • 貯蓄0円世帯の貯蓄残高の平均額は単身世帯で270万円、二人以上世帯で576万円

ということがわかります。

同じような世帯の場合、ゼロからお金を貯めるにはどうすればいいのでしょうか。