3. 国民年金と厚生年金の受給額
ここまで平均の受給額を見てきましたが、実際に受け取る年金額は人によって異なります。
国民年金の受給額の個人差はさほど大きくありませんが、厚生年金は報酬比例制であるため、現役時代の年収が老後の年金額を左右します。よって、自分はどのくらいの受給額が見込めそうか、確認することが重要です。
実際にどの程度受け取れるかはご自身の加入状況、また夫婦の年金加入状況により異なります。確認方法として代表的なものは誕生日月に郵送される「ねんきん定期便」ですね。
50歳までは加入実績に応じた金額が記載されています。50歳以上になると、よりリアルな将来の受給見込額が記載されているためライフプランもたてやすくなるでしょう。
執筆者
兵庫県芦屋市出身。同志社香里高校・同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位 2019年3位 2020年1位 2021年2位と安定して好成績をおさめた。また周囲への育成にも力を入れており、2014年以降8年連続で途中2度の転勤もありながら、所属支店の成績を31店舗中1位にしてきた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。