8. iDeCoの活用

iDeCoは老後の資産形成をするための制度ですが、掛金の支払い方法は月払いだけではありません。iDeCoの年単位拠出という支払い方法を選ぶと、特定月にまとめて掛金を支払うことができます。

例えば、iDeCoの掛金上限2万3,000円の方の場合、1月なら支払える掛金は2万3,000円が上限。6月なら2万3,000円の6ヶ月分で13万8,000円、12月なら1年分の27万6,000円が上限になります。

そのため、仮想通貨でその年に利益が出ていたら、12月の掛金を上限まで増やして極力、その年の所得を抑えるという方法が使えます。

もちろん、通常通りiDeCoに加入をしておくだけでも課税所得を減らす効果はあります。

iDeCoの年単位拠出をするためには、事前に書類の提出が必要です。また、新規でiDeCoを始める場合は、口座開設までに2~3ヶ月かかるので早めに手続きを済ませましょう。

また、会社の制度によってはiDeCoに加入できない場合や、掛金が月2万3,000円よりも少ないこともあるため、事前に会社や、金融機関に確認が必要です。