【余談】出産祝い・新築祝いなどで「おため」を渡すこともある

関西で見られる結婚時の風習としてよく挙げられる「おため」ですが、実は結婚以外の時でも渡すことがあります。

「おため」の対象となるのは、お中元・お歳暮のような季節の贈り物から、出産祝い・新築祝いといったおめでたい祝い金まで様々です。

祝い金1割の御金を包むための半紙のデザインも、一般の赤白のものや、出産祝い向けの五色のものなど、いろんな種類がありますよ。

大切な結婚の風習、あらかじめパートナーと話し合っておくのが吉かも

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関西の一部地域で根付いている「おため」の風習。お祝いしてくれた人との良好な関係を続けるためにも、しっかりとお返しすることは大切ですよね。

しかし「おため」の風習をよく知らない人からすると、「どうして頂いた祝い金の一部を渡さないといけないの?」と疑問に思ってしまうことも。

結婚することが決まったら、早いうちに習慣の違いを話し合っておいた方が良いかもしれませんね。

※贈答のマナーやしきたり、由来には諸説あり、地域により異なります。

参考資料

太田 彩子