ルネサスエレクトロニクスの設備投資

設備投資額は、2Q3ヶ月において前年同期比▲90.6%と大幅に減少している。
前期2Q3ヶ月は、経済産業省の補助金対象のものがあり、直近10四半期においても突出した投資額となっていた。
当期2Q3ヶ月は、反動減というよりも、平時に戻ったと言える。

ルネサスエレクトロニクスの剰余金配当

同社は前身のNECエレクトロニクス以来、剰余金配当なしの状態が続いている。

同社は配当政策を掲げている。
配当政策によると、各期の配当の金額は、連結および単独の利益剰余金の状況、連結の利益の状況、翌期以降の利益見通しおよびキャッシュ・フローの状況などを考慮し決定するとしている。
現状は剰余金配当する状況にないが、事業環境が安定すれば再び配当すると言える。

ルネサスエレクトロニクスの株価

2024年3月期第1四半期連結決算の発表前となる、2023年7月27日の終値は2771円であった。
年初来高値は2023年7月5日の2900円である。
当中間決算を受けて、株価がどのように変動するか注視したい。

参考資料

石川 貴康