株式会社コナカ(7494)(以下「同社」という)は、2023年9月26日、上場区分を東証プライム市場から東証スタンダード市場へ変更することを発表した。

東証プライムの上場維持基準である「流通株式時価総額:100億円」について、市場選択以降、一度も基準を充たすことができなかった。

成果を性急に追い求めるよりも、持続的な成長に資する経営基盤や人的資本の整備を着実に進めていく方が、中長期的には企業価値向上への寄与が大きいと考え、同社取締役会は上場市場を東証スタンダードへ変更することを決議した。

コナカの直近決算業績(2023年9月期第3四半期決算)

同社は、2023年8月14日に2024年3月期第1四半期連結決算(2022年10月1日~2023年6月30日)を発表している。

なお、同社は、東証グロースに上場している株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド(7829、以下「サマンサタバサ」という)を2020年7月より連結子会社化しており、サマンサタバサは同社セグメントのファッション事業に含まれる。

株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド公式リリースより

コナカ直近決算の売上高(2023年9月期第3四半期決算)

売上高は、前年同期比+4.5%の527億3600万円と増収であった。

セグメントごとの売上高は以下のとおりである。

  • ファッション事業:スーツ需要回復等により前年同期比+8.2%の506億9900万円
  • フードサービス事業:かつやを中心に価格改定実施により前年同期比+8.2%の13億7200万円
  • 教育事業:英語の学童保育・アフタースクール「Kids Duo(キッズデュオ)」の生徒数増加により前年度比+5.0%の6億6400万円

コナカ直近決算の各段階利益(2023年9月期第3四半期決算)

各段階利益はすべて黒字反転となった。

営業利益は、原材料・エネルギー価格・人件費等の高騰にもかかわらず、販管費を前年同期と同水準に抑えることができ、7億5700万円となった。

経常利益は、前年同期に計上していた助成金がなくなったことに加えて、サマンサタバサが実施した第三者割合増資に掛かる株式交付費の計上にもかかわらず、増収効果により8億4000万円であった。

親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比と同様に発生している減損損失を、固定資産売却益等で相殺したことで、8億5100万円となった。

コナカの東証プライム上場維持基準への適合状況の推移および上場区分変更の経緯

同社は、2022年4月の株式会社東京証券取引所の市場区分の見直しにあたり、移行基準日時点(2021年6月30日)において東証プライムの上場維持基準を充たしていなかった。

具体的には、「流通株式時価総額:100億円」を充たすことができなかった。

2026年9月末日までに上場維持基準を充たすために、中期経営計画を作成し、株価の向上を図った。