3. 子どもの精神面への影響も考慮してゲーム要素も取り入れる

自然災害など暗いニュースが連日流れていると、子どもは「平日の家、学校や職場にいる時も安心できない」と不安になります。たしかに地震はどんな時に起きるか全く分かりません。そして、曜日や時間帯で被害を受けるかどうかも変わってきます。こうした現実を受け止めたくても子どもの不安を増長することにもなります。

そうした感情を抱いている中で防災教育を行うことは不安を助長させることもあるため、精神面を考慮してゲーム要素を取り入れて知識を増やしていくことも必要です。

例えば国土交通省の防災カードゲーム「このつぎなにがおきるかな?」や徳島県の「地震体験シミュレーションすごろく」「防災かるた」のように国や自治体が作成した防災教育に役立つゲームをダウンロードして家庭で楽しみながら学べます。

カルタで子どもらしい覚え方もできる

出所:徳島県防災・危機管理情報「防災カルタ」

危険性を教えることも大切な教育ですが、やはり子どもの恐怖心が上回ってしまうのはいけません。自然の驚異と向き合いつつ、子どもらしく親子でゲームを通じながら正しく恐れるようにしていきたいですね。

参考資料

中山 まち子